平成29年12月 定例会(12月13日)一般質問 その3

質問3 延命治療を望まない人のための救急について

 ピンピンコロリという言葉が市民権を得て久しいですが,どちらかと言えば,軽く使われているようです。最近では,終活と共に,リビングウイルという言葉が浸透しつつあります。

 人生の最終段階で延命治療を望まないという意思を明確にするために,「自分の命が不治かつ末期であれば、延命措置を施さないでほしい」というようなことを書いておきます。「生前意思」とも、「いのちの遺言状」とも呼ばれています。そして得た死のことを、「尊厳死」あるいは「平穏死」または「自然死」などと言います。尊厳死は,命を短縮させる意図を持つ積極的な安楽死とは全く異なるものです。

 厚生労働省は、昭和62年以降5回にわたって「終末期における医療」に関する検討をし,平成 5年からは、国民や医療従事者の意識や希望を把握するとともに課題を整理されてきました。

 平成10年までは,痛みを伴う末期の癌患者さんや、植物状態の患者さんが対象でしたが、高齢化が進むことに伴って議論の範囲が広がり,終末期から終末期医療という表現に変わり、
 平成24年の社会保障制度改革推進法成立によって、個人の尊厳・個人の意思の尊重の観点が加わっています。

 このような背景のもとで,患者さんに意思決定能力があり,家族の同意がある場合に,病院のカルテに延命治療を希望しないという意思の記載があれば,人生の終段階を迎えている延命治療を望まない患者さんが,病院内で心肺停止になった場合には,病院は,心肺蘇生などの救命処置を行わないこととなっています。

 しかし、自宅や高齢者福祉施設など、病院外で心肺停止状態になった場合は,家族や施設関係者が救急通報をしてしまえば,病院のカルテに延命治療を希望しない意思を記載されている患者さんであっても,その意思は尊重されず,救急隊は消防法の定めにある通り,救命を原則とした心肺蘇生を実施して、医療機関に搬送することになります。

 もし、延命治療を希望しない患者さんをかかりつけ病院に搬送した場合は、カルテで延命治療を希望しない意思を確認できますから,救命処置は行われないと思いますが,それ以外の病院に搬送された場合は,救命処置が必ずされることになります。

 尊厳死についての法整備が行われていない現状においては、延命治療を望まない人の意思を尊重する体制の整備は,望めないことであると考えています。しかし、現状で出来る範囲での環境の整備については,十分にしておく必要があると考えています。

 「地域福祉アクションプログラム推進協議会 キラッとプロジェクト」として,2017年3月発行の「いのちをまもる わたしノート」という小冊子が、配布されています。

(→事務局に合図して、画像に切り替える

 表紙には「もしもの時に開いてください」と書いてあります。

開いてみますと、1ページには使い方の説、2ページには個人情報を書くようになっています。
3ページには「病気」「薬」に関することを記入するようになっています。
4ページは,1「かかりつけの医療機関名・診療科」電話番号 そして 

2 「医療機関名」「診療科」電話番号を書くようになっています。

  その下に、予期せぬ時に とあります。

できる限りの延命治療(気管切開、人工呼吸)を望む

延命治療は希望しないが、痛みを和らげて欲しい とあり、望みの

項目にチェックを入れるようになっています。 

その他、具体的希望とあり、ここにもチェックして、自由に希望する事を、書き込めるようになっています。延命治療を望まない人は、ここに、延命治療は望まないと書き入れることになります。

 市民の方は、今のところ自分の意思を無視されないような環境を,自分で作る必要がありますが,とりあえずは,この「わたしノート」の活用が考えられます。

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こういうところで,このカードの利用者は今後増えていくのではないかと思われます。自宅に居られる方も高齢者福祉施設に入所されておられる方も,それぞれ対象者であることに違いはありません。

   そこで,

1.消防本部としては,救急要請の手引などを作成して,市民が前もって救急医療情報を資料として作成しておき、必要な時にそれを提供できるように,市民に対する啓発をされてはどうかと思います。

 延命治療を望まない人が心肺停止となった時に,自然に見守ってほしという意思を貫くには、そのことを救急医療情報として書いておく必要があります。そして、その確認のために問い合わせに応ずることが出来る家族や、病院、かかりつけ医の連絡先を書いておくことも必要です。

 慌てて救急車を要請しないことが重要ですから、そのような注意事項を書き入れておくことが望ましいと考えています。

もし,事情を知らない人が救急車を呼んでしまった場合、救急隊がその事実を確認さえできれば、その任務遂行の手前で止められるはずです。

救急養成の手引きは、救急隊が現場で悩むことなく救急活動を行うためにも必要だと考えますが、お考えをお伺いします。

 また、
2.芦屋市としては,延命治療を望まない方々が,自宅や高齢者福施設において心肺停止の状態になった場合に,速やかに主治医や高齢者福祉施設の契約医師への連絡を行えるよう,病院や高齢者福祉施設に対して説明会等を行っておくことが,必要だと考えています。
人生の最終段階において,延命治療を臨まない患者さんの意思を最大限尊重できるように,病院や高齢者福祉施設に周知し、協議をしておくことについての、市長のお考えをお伺いします。

2回目で、八高連 「救急医療情報」のお知らせを
映像で見せて、意見を求めます。

 

平成29年12月 定例会(12月13日)一般質問 その2

質問2 ラポルテの活性化とJR芦屋駅南の市街地再開発事業との関連について

 JR芦屋駅南地区第二種市街地再開発事業に関する都市計画決定告示が、今年の3月31日になされ,事業の施行にあたり事業計画や管理処分計画の策定の前提となる施設建築物の計画等に関し,適切な助言・提案が可能な事業協力者について,10月25日に開催した芦屋市市街地再開発事業協力者・特定建築者選定委員会で審査した結果を踏まえ,芦屋市は事業協力者を決定しています。議会においては,11月21日の建設公営企業常任委員会で,その報告を受けて審議しています。 

 巷では、再開発ビルの中にどのような施設が入るのかという辺りでの関心が高まりつつあります。

 12月1日の「まちづくり懇談会」での、ブロック6Aからの発言者と芦屋市とのやり取りからは,芦屋市と自治会との間に信頼関係を見いだせず,とても残念に思っています。

当の自治会長さんは、多くの来場者に向かい、当日の配布資料にあったJR芦屋駅南再開発市民案について,「持ち帰ってよく読んで、ご意見があれば言って来てください。」と、要望されておられました。

芦屋市は、「やみくもに何でも市の方で引っ張っていこうということではない。プランが出来つつあるところなので、表玄関にふさわしい一番いいものを皆さんと一緒に考えていきたい。」と,発言されていました。

今後、両者の関係改善と共に,まちづくり協議会の運営がうまくいくようにと切に願っています。

 さて,JR芦屋駅北地区第一種市街地再開発事業・第2地区のラポルテにおける芦屋都市管理株式会社の運営について,特に本館で営業されているオーナーさんからの不平不満を随分前から聞いていましたが,その多くは販促も含めた経費に掛かる不平不満ものでした。経費削減をしようとしても自助努力の部分を拡大するしか対応が出来ないというようなことでした。

 ところが,JR芦屋駅南の再開発事業が,よく解らないまでも,進んでいるような雰囲気を感じてきたということで,ラポルテ本館の関係者や,周辺の事業者,その他からの別の不安の声も高まってきています。それは、商業施設としての価値についての不安や、運営の方向性についてです。

 ラポルテが出来た頃は,天下の芦屋にお店があるということが,そのお店の評判を上げる宣伝効果があるということで,利益を上げなくても良いということで出店されていると聞いていました。

 そういう時代は終わっているのかもしれませんが,あこがれの芦屋の駅前の商業施設という価値には変わりがないはずです。芦屋駅前直近で,JR芦屋駅からデッキでつながっている良い条件であるのに,どうして選んでいただけないかという疑問への答えは後で述べますが,驚くべきことでした。

 駅前の一等地北側で起きていることの把握がしっかりされていることが,南側再開発にも必要なことですし,南北一体化のコンセプトを満足させることに繋がると考えるところでもあります。この度は,本館に絞っての情報であることをお断りしておきますが,「ラポルテは駅前の一等地だから,出店したいと思う。しかし、2階は雑居ビル風になっているので,出店の魅力を感じない。どちらかというとモンテメールを選びたい。」ということでした。
これが、芦屋市の駅前を選んでいただいても,ラポルテを選んでいただけることにつながらないという理由です。

 では、1階の状況はどうかと調べますと,予想以上で、さすが芦屋の一等地にふさわしい1平米あたりの売り上げ成績であることが解りました。この現実を,芦屋都市管理会社がどのように分析されているのか,興味のあるところです。

 平成29年芦屋都市管理会社の第31期決算報告書の事業報告書を見てみました。課題として挙げられているうちの最も重要な取組み課題は,建物の大幅リニューアルや駐車場の管理などの設備面ではなく,今後の利用に期待されるラポルテホールの運営でもなく,ラポルテの活性化を図る取り組みとして,前述した取り組みと同時に考えていく中での最重要課題は,報告書の中の言葉を使えば「テナントの計画的な入れ替えなど」ということになると考えました。

 計画的な入れ替えのためには,そのための改修計画も必要になる可能性があります。床の権利を持っておられるオーナーさんの一部は,不動産屋さんを通して,独自で入店者選びをされていると聞きました。そうされるよりも、全体的な効果を視野に入れた手法をとるために,管理組合や名店会の協力を取り付ける必要があります。簡単なことではありません。広い意味でのプロパティマネジメントの能力が求められるところです。
 そこで、芦屋市は,JR芦屋駅南の再開発事業において,南北の動線をはじめとして,南北一体的に考えての開発を目指すと説明して来ておられるので,大きく2項目に分けてお伺いしてまいります。
まず、

  1. 事業協力者の選定に当たり,ラポルテ活性化の課題を持つ芦屋都市管理株式会社との意思疎通ができるなど,そのあたりに関しての留意があったのかどうかということをお伺いします。
    また、
    事業協力者の選定条件は,JR芦屋駅南地区まちづくり基本計画を満足させることにとどまっているように見えます。しかし,北と南の一体化は,動線だけの問題ではないと考えるところです。保留床の処分方針等に関する提案書の34点中・店舗等保留床の処分方針等8点に、何らかの位置づけがあったのかどうか、また、配点の中に含まれていなかった場合として、芦屋市が意図する全体的な商業圏としての考え方を実現するためにラポルテの現状を多少でも踏まえたようなことが,面接に置いて見出されていたのかどうか,についてお伺いします。

    次に、
     次に先ほど芦屋都市管理会社の課題について,私なりに纏めてお示ししましたが,当初より現在に至るまで変わらずにある芦屋都市管理株式会社への不平不満の中に,誠に言いにくいのですが,人事の問題もあります。念のためお断りしていきますが,人格に関する不平不満ではありません。
     人事権は芦屋市にあるのではなく、芦屋都市管理株式会社にあると理解しています。しかし,芦屋市の部長経験者が歴代の取締役社長を務めることが慣例のように見えています。市民にとっては制度のように見えているということです。芦屋市は,都市管理株式会社の株保有率が48.3%で筆頭株主であることと無関係であるようには見えていません。
    そこで、このあたりの説明を加えていただいて
  2. 芦屋市における芦屋都市管理株式会社の運営や改革に対しての第31期事業報告書の期間の終わりである平成28年9月30日以降も含めての現状把握状況をお伺いします。また,
    芦屋市のまちづくりを預かる芦屋市として,芦屋都市管理株式会社の人事,機能,運営等に対して,どのような協力体制が出来ているのかお伺いします。

続いて,当面の取り組みとして,芦屋都市管理株式会社のデベロッパー機能を高めるために,2階部分で地権者の皆さんがお持ちの床を都市管理会社が借り受け,一体的に管理運営体制をつくることを,芦屋市が提案できないのかについてお伺いします。

更に,JR芦屋駅南再開発後のラポルテの将来を見通しながら,JR芦屋駅南再開発を進めていく中のどこかの時点で,再開発事業完了後に芦屋都市管理株式会社と連動,あるいは吸収する形での管理会社の設立を考えることは出来ないのかどうか,についてお伺いします。 

 

平成29年12月 定例会(12月13日)一般質問 その1

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質問1:都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクトについて

都市鉱山とは,1988年に東北大選鉱製錬研究所の南條道夫教授他によって提唱されたリサイクル概念です。地上に蓄積された工業製品を資源とみなして「都市鉱山」と名付けています。
地下の鉱山は、都市に流通している携帯電話やパソコン、小型家電などに姿を変え都市鉱山になっているという事です。また,日本の地下には、天然レアメタル資源がほとんどありません。
そうであるのに,使用済小型電子機器等に利用されている金属等の有用なものの相当部分が回収,再利用されずに廃棄されている状況であることから,更に持続型社会を目指すという意味で,2013年(平成25年)4月1日に使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法)が、施行されています。
現状の回収率はわずか7.7%。使用済みの携帯電話は2億台以上,パソコン3000万台以上が,家庭などで保管されたままだといいます。
私は,都市鉱山という言葉が広がっていないことを気にしていましたので,バッチリと広がりを作ってくれそうなプロジェクトが始まって,大変嬉しく思っています。

  2015年6月、青森県八戸(はちのへ)市、秋田県大館(おおだて)市、岩手県一関(いちのせき)市の3市が東京五輪・パラリンピック組織委員会に「使用済み小型家電から回収した金、銀、銅をメダルに活用してほしい」と提案したことが始まりです。環境に配慮した材料を研究している茨城県つくば市にある一般社団法人エコマテリアル・フォーラムは2016年7月、100%リサイクルした金を使い、五輪のメダル規格をクリアした「金メダルの試作品」を製作し、実現に向けた署名活動をネット上で始め、10月21日には愛知県大府(おおぶ)市と地元の至学館大学、電子機器回収大手のリネットジャパンらが発起人となり、「都市鉱山メダル連携促進委員会」を旗揚げしました。レスリング女子の吉田沙保里選手ら、リオデジャネイロ五輪のメダリスト4人も記者会見に参加して「東京五輪では是非、リサイクルメダルの実現を」と呼びかけました。

 「東京2020参画プログラム」の公認プログラムの一つである「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」は、東京2020組織委員会 環境省 日本環境衛生センター NTTドコモ 東京都の主催で,2017年(今年の)4月から2019年3月頃までの目標に達する時点で終了となります。

全国各地から集めた使用済み携帯電話等の小型家電から、東京2020大会で使用するメダル、金・銀・銅あわせて約5,000個のメダルを、オリンピック・パラリンピック史上初の取り組みであるリサイクル率100%で製作することを目指しています。

このプロジェクトに参加している自治体は、2017年9月1日現在,全国で小型家電リサイクルを実施している自治体の約9割にあたる1,136団体にのぼっています。

一般社団法人エコマテリアル・フォーラムは東京五輪・パラリンピックのメダル全量をまかなう資源量を金9.6キロ、銀1.2トン、銅700キロと試算しています。ちなみに金9.6キロを全てリサイクルでまかなう場合、携帯電話なら32万台、パソコンなら5万台が必要だということです。
回収状況として,プロジェクト開始の4月から8月までのデータが公表されていまして,全国参加自治体による回収(携帯電話を含む小型家電回収)が約536t。NTTドコモによる携帯電話回収が、約130万台になっています。

 さて、参加自治体のHPを見てみますと、少数派ですが、ホームに参加していますという表示がある自治体,ごみ、リサイクルのサイトから探すと簡単にヒットする自治体もあれば、数回クリックしないとヒットしないところもありました。また,独自のキャッチフレーズを作っている自治体,懇切丁寧な説明をしている自治体もあれば,あっさりとした紹介で終わっている自治体もあります。 

芦屋市が回収ボックスを置いている場所、市役所北館の市民情報コーナー、市民センター、ラポルテ市民コーナー、青少年センターの様子を写真に撮っています。かなり、改善が必要だと感じました。

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 ●都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト 写真の説明

①市庁舎北館玄関から入って、市民情報コーナーに向かいますと、10円コピーの立て看板が、目に入って来ますので、取り敢えずそこを目指しました。

②10円コピーの看板の所に立ちますと、横にある「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」のポスターに気づきました。ここで上を見ましたが、入れるところが分かりませんでした。「入っていますか?」と聞きますと「1個くらい入っているようです」ということで、下から持ち上げて振ってみると、そんな様子でした。

③もう一度、ポスターを見ると、市長の写真があって「ご協力のお願い」がありましたが、文字の小さいことが、気になりました。

④回収ボックスは、携帯電話・スマートフォン専用の表示があります。

⑤次に、市民センターの2階玄関から入りましたが、ポスターを目印にしていたので、なかなか見つかりませんでした。受付を見渡して、やっと、受付の右端に横向きで置いてあるのを見つけました。

⑥次に、ラポルテにある「市民サービスコーナー」に行きました。まっすぐ向かいながら捜しましたが、見えないので、まず右手の方を見に行きましたが、ありませんでした。いったん外に出て左の方を覗くと、回収ボックスがありましたので、ほっとしました。

⑦別の日に、青少年センターに行きました。

⑧正面から見ると、ポスターが目に入りました。よれっとしています。邪魔だなあ~と思われているような感じに見えます。
回収ボックスは、場所をとらないようにでしょうか、市民センターの時と同じ横向きでした

回収ボックスが見えるところまで移動して、確認しました

⑩芦屋市のHPです。くらし から入って4クリック目で、この画面にたどり着きます。検索を使って、都市鉱山あるいは、メダルと入力すればスグですが、そうでないとわかりにくいです。

回収方法や、改修対象品は、各自治体で異なっています。しかし、芦屋市のように携帯電話に絞っているところは少ないように思います。

治体で異なっています。しかし、芦屋市のように携帯電話に絞っているところは少ないように思います。
因みに、明石市は明石市が回収する使用済小型家電 48品目目とあります。
尼崎市では,小型家電リサイクル法に基づく金属製小型ごみ,大型ごみ,臨時ごみ,持ち込みごみ中から,電話機(携帯電話を除く)・ラジオ・デジタルカメラ・ステレオ・ドライヤー・照明器具・時計など全26品を選別するピックアップ回収と、尼崎市等が主催するイベントで使用しなくなった携帯電話等を回収するイベント回収及びインターネット(パソコンまたはスマートフォン)によるお申し込みで、希望日時(最短翌日)に宅配業者が自宅から回収する方法の「小型家電リサイクル法」に基づく国の認定事業者が回収するサービスを行っている旨の表示がありました。 

そこでまず、 先ほど改修場所の写真を見ていただきましたので、 ご覧になった感想をお聞かせいただきたいと思います。

  1. 次に、芦屋市の回収量についての現状をお伺いします。
  2. そして,芦屋市が回収する品目が使用済み携帯電話だけである理由について     お伺いします。
  3. 最後に,この企画に芦屋市としての考えがあって参加されていると思いますので,プロジェクト終了のアクションに期待したいと思っていますが,小型家電リサイクル事業における構想についてお伺いします。

再質問
① 個人情報が漏れないように厳重な体制になっていることも知らせる必要が、あると思う。
情報を事前に消すように注意して、二度と取り出せないという説明は、舌足らずで、かえって不安を抱かせ、入れるのをためらうのではないか? 

②回収量を増やすのに、イベント回収が望ましいが、いかが?
 また、イベント回収では、その場で破壊して回収しているところもあるので、
回収方法については、検討をお願いしたいがいかがか?

③ ピックアップ回収をしているのなら、HPにその旨をかかないと、やる気が無いように誤解されます。芦屋市の小型家電回収方法が、ピックアップ方式なので、考えてみればそうか、と思い当たりますが、市民の皆さんには、多分分からないと思います。HPをもっと、わかりやすく改善することについてのお考えは?

④回収量によって、メダル何個分になったという結果を示して貰えることになっています。芦屋市は、その情報を得て、市民に報告をされますか?

  1. 次に、芦屋市の回収量についての現状をお伺いします。
  2. そして,芦屋市が回収する品目が使用済み携帯電話だけである

理由についてお伺いします。

  1. 最後に,この企画に芦屋市としての考えがあって参加されている

と思いますので,プロジェクト終了のアクションに期待したいと思っていますが,小型家電リサイクル事業における構想についてお伺いします。

再質問① 個人情報が漏れないように厳重な体制になっていることも知らせる必要が、あると思う。

情報を事前に消すように注意して、二度と取り出せないという説明は、舌足らずで、かえって不安を抱かせ、入れるのをためらうのではないか?  

②回収量を増やすのに、イベント回収が望ましいが、いかが?

 また、イベント回収では、その場で破壊して回収しているところもあるので、

回収方法については、検討をお願いしたいがいかがか?

③ ピックアップ回収をしているのなら、HPにその旨をかかないと、やる気が無いように誤解されます。芦屋市の小型家電回収方法が、ピックアップ方式なので、考えてみればそうか、と思い当たりますが、市民の皆さんには、多分分からないと思います。

HPをもっと、わかりやすく改善することについてのお考えは?

③回収量によって、メダル何個分になったという結果を示して貰えることになっています。芦屋市は、その情報を得て、市民に報告をされますか?

 

平成29年9月 定例会(第3回)-09月14日 一般質問 一問一答

議長(畑中俊彦君) おはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
 直ちに日程に入ります。
   ---------------------
○議長(畑中俊彦君) 日程第1。昨日に引き続き一般質問を続行いたします。
 初めに、芦屋市のおいしい水活用と環境対策について、市民からの要望があった環境に関する課題について、JR芦屋駅南再開発について、以上3件について、山田みち子議員の発言を許可いたします。
 本質問は、一問一答方式により行われます。
 10番、山田議員。

◆10番(山田みち子君) =登壇=おはようございます。

  経済活動による温暖化ガスの排出、ヒートアイランド現象等による気温の上昇、排水され続ける微温水による海水温度の上昇などによって引き起こされる気候変動を、私たちが実感できるまでになっています。
 トランプ大統領は別として、アメリカでは自治体の取り組みが活発になっていまして、2007年の全国市町村の長が集まる全米市長会議では、水道水の大切さを重視することが決まり、2008年には、ペットボトル入り飲料水を公費で調達することをやめるよう、全国的に働きかけていくことが決議されています。そして2007年には、サンフランシスコシティやソルトレイクシティなどが公費での調達を廃止し、2008年にはニューヨークシティなど、約100の都市及び州も廃止を決めています。
 我が国においても、多くの自治体でさまざまな政策を通して、独自の対策が住民の協力のもとで行われています。今や環境モデル都市を名乗らなくても環境政策を細やかに行うことから逃れられない時代になっていると思います。
 芦屋市においても気候変動時代のまちづくりにおいて、現在及び将来の人々の福祉、資産の安全保障及び生態系の財・機能並びにサービスの維持に貢献できる緩和策を、広い意味でのグリーンコシューマー、市民参画協働のもとで進めることが求められていると思います。
 そういう思いを下敷きにして、通告に従い、質問を始めさせていただきます。

 まず、 芦屋市のおいしい水活用と環境対策について 、3件の質問をさせていただきます。
 初めに、安全でおいしい芦屋の水のPRとともに、町なかのペットボトルごみをなくすために、給水スポットを設置してはどうかという提案についてです。
 芦屋市では、毎年8月の水の週間に合わせて2日間、奥山貯水池から取水した水を急速ろ過、高温殺菌し、ペットボトル詰めした「芦屋の水」の配布を行っておられます。
 また、この「芦屋の水」と市販のミネラルウオーター、硬水と軟水の2種類の飲み比べとともに、アンケート調査を続けておられます。このアンケート実施結果は、芦屋市の水道水はおおむね評価に値するという結果で、芦屋市のホームページに出ております。
 そこで、安全でおいしい芦屋市の水道水に物言わせる仕掛けであり、水道水に対する関心を喚起できる仕掛けであり、さらに炭酸系以外の小型ペットボトルの消費を減らすための環境にやさしい装置として、マイボトルに芦屋の水道水、あるいは「芦屋の水」が詰められる給水スポットを設置してはどうかと考えています。
 公園などに設置済みの水飲み場を指定すること、市の施設内に新たに給水器を設置すること、既存のリサイクル推進登録店に給水サービスをお願いすること、新たに給水協力店として募集し、登録してもらうこと等によって、芦屋市の給水スポットとして設置する提案をいたします。
 これについての市長のお考えをお伺いします。

 次に、芦屋ビールの容器回収率などについてです。
 芦屋市上下水道部からの働きかけで、神戸市にある六甲ビール醸造所とのコラボが実現し、7月22日に芦屋ビール--330ミリリットル、メーカー希望価格518円が発売されました。ビール瓶のラベルの紹介にあるように、トロピカルフルーツを思わせる甘い香りとかんきつ系のさわやかな味わいに驚いた後に、強い苦みがくるというお味でした。
 六甲ビールさんのブログに、芦屋エリア限定での販売ということで「完売の前に皆様是非!お買い求めください」と載っていました。
 芦屋市内限定販売ということですので、リユース瓶を想定しての企画と思います。事業計画の中では、空き瓶の回収率をどのくらいに見込まれておられるのか、また、将来的にはどの程度の回収率にされる予定なのかについて、お伺いします。
 次に、庁内の会議時に使うお茶についての現状についてです。
 議会では、湯飲みとポットに入ったお茶が提供されています。しかし、審議会などの会議の場面では、各自個別のペットボトルのお茶と紙コップ、まれに2リットルのペットボトルのお茶と紙コップが用意されているように思います。
 現状では、各部あるいは各課で、お茶の提供スタイルが違っているように見受けます。今後において、提供スタイルを統一していく予定のありなし、お茶の購入の形態、あしやエコオフィスプラン--芦屋市環境保全率先実行計画で検討の対象になっているのかどうかの3点について、お伺いいたします。

 それでは、質問の2項目、市民からの要望があった 環境に関する課題について 、3件伺ってまいります。

 最初に、芦屋川の川尻のごみ--ボランティアで集めておられる川から流れてくるごみと打ち上げられる海浜ごみに対する対応策について、伺います。
 まず、今までの経過について、皆様に御理解いただくための説明をいたします。
 さかのぼること、うん十年前のことです。市民団体が環境活動の前に、まずごみをなくそうということで、初めて芦屋川のごみ掃除をするに当たって、集めたごみを収集してもらうのに、芦屋市との協議が必要でした。
 芦屋川の上流は、国土交通省近畿地方整備局六甲砂防事務所が管理し、中流を西宮土木事務所が管理し、国道43号以南の下流を尼崎港管理事務所が管理しています。
 拾い集めたごみを、芦屋市に収集してもらうには、芦屋市の管理する道路まで引き上げないといけないことがわかりました。県道の場合は、市内にあるごみを放置するわけにはいかないという当時の環境部独自の判断と、市道の場合は収集してもらうために芦屋市の道路課と当時の環境サービス課とで、ごみの仮置き場所を決めてもらい、第1回目は実施することができました。
 それから何年か後、川掃除が環境団体の活動のメーンでなくなっていたころに、芦屋川の川尻の海岸に流れ着くごみを集めている方々のお一人から、「芦屋市が収集できないと言っている」と相談されましたので、当時のことをお話しし、芦屋市につないだことを覚えています。そして、集めていただけるようになったとは聞きましたが、どのようなルールを決められて、収集されるようになったのかまでは聞き及んでいませんでした。
 ことしの8月26日に、市民の方からお電話をいただき、毎日掃除して、ごみは海浜から持ち出せる分だけ持ち出していること、ごみの集積場所がバス停の横に変わっていること、大きな木も流れ着くので、のこぎりで切るにも難儀していること、高齢化で手伝ってくださる方が減っていること、雨の後はごみの全体量の20分の1も持って上がれないので、海浜のごみは一向になくならない。何とかならないか等の訴えがありました。そして、ルールなどというものは存在していないということでした。
 この方以外にも、関係者の方から、個人でしている人やグループ的にやっていても、それぞれがされているので、団体としてまとめてルールを決めるなどということは困難だというお話も聞きました。
 また、シルバー人材センターでごみを収集しているので、「海浜のごみも一緒に収集してほしい」と言っても、「そこは違う」と言って集めてくれないが、県が委託しているのではないかという問い合わせもありました。
 さまざまな市民の方々が、自主的に毎日ごみ拾いをしてくださっていることは、芦屋市にとっても兵庫県にとっても、こんなありがたいことはありません。海洋ごみの、特にプラスチックによる生物の被害は、後を絶たず、さらに食物連鎖で人間に返ってくるということもあり、世界で重要視されています。
 ごみの収集のための仮置き場が、バス停横になったのは、県道を外して芦屋市の管轄の場所にしたのだろうと思いますが、普通に考えると、バス停横へのごみの不法投棄になることや、ごみ掃除の事情を知っている、知っていないにかかわらず毎日出されていて、収集が週に何回かということでは、バスを利用される方や通行される方から見れば「どうなっているの」ということになるのは不思議ではありません。
 私は、そろそろこの問題について、一定の決着をつけるときが来ていると判断をしました。そこで、尼崎港管理事務所に電話をして、事情をお聞きしました。尼崎港管理事務として行っているごみの収集事業と、芦屋市に委託している管理事業についての説明を受け、シルバー人材センターの仕事は委託していないという確認をしました。芦屋市の海岸でごみの収集をしていることも、ボランティアの皆さんの存在も御存じではありませんでした。
 芦屋市に依頼されて海浜ごみの収集を行ったのは、過去に1回のみで、何年か前の台風のごみの収集だったということでした。今後もそのような場合には、連絡をしてもらえれば現場を確認しに行き、対応するということも言っていただけました。
 河川法改正以来、川を管理する中に、環境対策も入っているので、ごみも管理の範囲に入るということでした。ただ、尼崎港管理事務所の業務管理課の人員が、七、八人ということで、回数については、たびたびということは難しいし、予算についての対応は、かなり難しいだろうとのお話でした。
 事業には、予算がついて回り、予算をつけるには、それなりの根拠が必要なことは理解できます。初めて事情を知らされた尼崎港管理事務所としては、事実をしっかりと把握する必要があるでしょうし、芦屋市としても、本来ではない仕事を長年、好意でしてきているという側面もなきにしもあらずですから、どれぐらいの量のごみが出されて、芦屋市がどのように対応しているのか等を把握していただく必要があると思いました。
 そこで、芦屋市の関与の記録として、業務報告的に業務管理課に提出するということが可能かどうかをお尋ねしましたところ、業務報告として提出できるとのことでした。また、毎日、バス停まで運ぶのではなく、収集日まで河口周辺に置いておくことは可能だということでした。
 そこで、市民が海浜ごみを見て見ぬふりができないところから始まったボランティア活動を継続していただけるための仕組みづくりを、一つの実証実験として位置づけ、県と市と市民とで二、三年かける--私はそんなにかからないとは思っていますが、そんな気持ちでルールづくりをしていく取り組みをしてはどうかと思いますので、市長のお考えをお伺いします。
 また、海浜ごみの仮置き場所として、バス停横はそぐわないと考えますので、芦屋市が保有している土地、以前に松木議員の一般質問で指摘があり、最近きれいに整備されている場所を、仮置き場として使用することを、松木議員のお勧めもあって提案いたしますが、市長のお考えをお伺いいたします。

 次に、ごみの広域処理をにらんで、プラスチックごみの分別について、伺ってまいります。
 以前に、プラスチック製容器包装資源ごみ、いわゆるその他プラごみについて、分別収集をしない理由は、分別作業場の確保ができないからということでした。その後、西宮市との広域処理の話が聞こえてきたころの昨年12月議会、一般質問でのごみ処理基本計画改定に関するアンケート結果についての質問の中で、市長の御答弁は、「プラスチック製容器包装の分別は環境負荷の低減を図るためには、効果的な取り組みであると認識しておりますので、本計画において検討することとしております。」ということでした。
 現在、芦屋市と西宮市においての、西宮市・芦屋市ごみ処理広域化検討会議が3回を数えています。4回目が西宮市の事情で流れたままになっていることが気になりますが、広域化での処理によって、地球温暖化ガスの排出量を減らせる、熱回収による発電効果も高めることができる等のメリットが大きいことが、調査によって明らかになっています。
 広域化の協議の中で、芦屋市が、その他プラごみを分別収集していないことと、パイプラインのごみについてのことが問題視されていました。その他プラごみ分別対策として、広域処理をすることが決定してから、芦屋市民に対する啓発をしていては間に合わないように思います。とはいえ、物理的な場所の問題があります。
 そこで提案なのですが、その他プラスチックごみの啓発を、モデル地域指定をして始めてはいかがでしょうか。パイプライン地域の皆様に御協力いただいて、モデル地域として、その他プラごみの分別を先行させる方式なら、芦屋市の施設においても、場所の確保ができると思いますし、分別に当たっての課題を抽出し、全域での実施のための啓発に役立てることができます。
 西宮市及び西宮市民の皆様に対して、芦屋市及び芦屋市民のやる気を見ていただけることになると考えます。この提案に対する市長のお考えをお伺いいたします。

 次に、地球温暖化防止活動推進員、環境カウンセラーとの連携や、活動場所の確保についてです。
 地球温暖化対策の推進に関する法律の第37条に基づき、地球温暖化防止の取り組みを進める者として、兵庫県知事が委嘱している地球温暖化防止活動推進員の方から、御相談がありました。
 その話は、以前に環境省が実施する調査を経て、登録されている環境カウンセラーの方から伺った内容と、ほぼ同じでしたので、今回、一般質問として取り上げさせていただくことにしました。つまりは、市民力を発揮させてほしいということです。
 芦屋市では、環境基本計画などの更新時に、広報に掲載するほかは、環境特集などで地球温暖化についての広報や、あしや秋まつりなどのイベントでの啓発活動をされておられます。そのことは皆さんが把握しておられます。
 その方が特に指摘されているのは、市民を巻き込んだ運動が展開されていないということでした。そこで、芦屋市として地球温暖化防止活動推進員及び環境カウンセラーである皆さんに呼びかけて、それぞれが、あるいは適宜グループ化して動けるような仕組みをつくり、管理し、市民を巻き込んだ啓発活動ができるようにすることを提案いたします。市長のお考えをお伺いいたします。
 また、その地球温暖化防止活動推進員の方は、環境教育の必要性を訴えるために、学校現場にアプローチしてこられていますが、効果が出ていないままだと訴えられました。
 直接に学校訪問をして門前払い。インターホン段階でセールスと間違えられるという可能性があります。管理職に話を聞いていただいても担当教諭に伝わっていない。担当教諭に会えたとしても「授業時間に余裕がない」「既に取り組んでいる」という答えが多い。「取り組み内容は」とお聞きするのですが、大抵はうそとしか思えない。取り組まれている場合でも、ビオトープとか緑のカーテンづくり程度で、温暖化防止に積極的に取り組む態度は見えない。見識の高い先生が多いのかなというような御感想でした。
 この方は、アプローチが下手ということなのでしょうかとおっしゃっておられましたが、そういうことではないと私は思います。現在でも、教員免許のない外部講師による学習は、体験学習などで行われていますが、外部講師の制度として、存在しているわけではないと思います。どういった形でもよいのですが、例えば、人材バンクに登録をしていただき、学校関係の場所で御活躍いただけるような仕組みづくりを提案いたします。教育長のお考えをお伺いいたします。

 さて、最後の質問項目、 JR芦屋駅南再開発について 、伺ってまいります。
 国土交通省国土計画局の調査による地域コミュニティ活性化シナリオのアンケートの中の文章に、「2030年の日本は、良いコミュニティに溢れている。良いコミュニティとはまず、全国一律の金太郎飴ではなく、住む人々が誇り、アイデンティティを持てる町である。中央集権型ではなく、自律した適正規模のコミュニティがあり、それらが相互に影響しあう、そうしたコミュティがつくられている。その中でやや大きなものはコンパクトシティと呼ばれる、適度な大きさで効率の良い町となっている。町全体が歩いて廻れる大きさで、ヨーロッパの美しい田舎町のような存在である。それぞれの地域ごとに、自然条件にあった自然エネルギーを活用している。」という文章があり、将来の芦屋市のことではないかと思いました。
 芦屋らしいJR芦屋駅南の再開発も、2030年の芦屋に向けたSDGs--持続可能な開発目標の取り組みにおける一つの鍵ではないかと思うところです。
 次世代に向けた発信となる芦屋らしい駅前再開発が、適切な空間利用をすることで、市民にとって快適な場所になること、さらに、市民力を発揮していただける場所をつくることによって、再開発後に市民力が確認できる場所となること、この二つの要素である駅前広場を含めた公共施設の構想について、市長のお考えをお伺いいたします。
 芦屋市の都市計画決定に賛成をしている議会であり--私もですが、駅前ロータリーの絵はあくまで架空であり、それも認められたわけではないことは共通の認識だと思います。
 建物の敷地に関しては認めております。しかし、2030年をにらんだ駅前の空間に、前時代的とも言われる、それこそ金太郎あめの、それもダブルロータリーの設置については、原則的にロータリー機能を満たせばよいというところに戻って、都市計画決定をやり直すことはできないでしょうか。
 今までの職員の皆さんの御苦労を十分知った上、芦屋市として当初の計画よりおくれていることを承知した上で、しかも任期中に、くわ入れ式をしたいという市長のお気持ちをも知った上でお伺いしております。
 これは、まさに市長の大英断にかかわるところです。それゆえに、2回にわたって市長に示された市民案についての市長の御見解をお伺いいたします。

 地球温暖化ガスの発生を観点にしますと、2030年を目指す車は、モーターのない車が望ましいです。本来は駅前に排気ガスは要らないのですが、公共交通だけは認めるしかありません。タクシー乗り場も電話で呼べる時代なので、広くとるのは考えものです。市長の基本的な考え方が、今後の設計に関係してきますので、環境に関する基本的なお考えについてもお伺いいたします。
 これで1回目の質問を終わりますが、不慣れで、パネルを用意しておりましたのを、皆様にどこでお見せしたらいいのかわからなくなってしまいました。

 実は、芦屋の海浜のごみの様子です。(パネルを示す)これは、こっちが上です。東側の石垣のところに、このようなごみが、ほぼ毎日あります。二、三日すると、これは放っておけない状態になっています。そして、ペットボトルが非常に多いことを、ごらんいただけると思います。
 掃除をした後、すっきりときれいになっております。まだ取り残しの、上に上げられていないごみ--流木とか木の枝とかがうず高くなっていまして、こちら側に、その他ごみを集めたビニールの袋があります。
 それから、今、ごみが集められているところは、ここです。バス停の横に集められています。これを近くで見ますと、こんな感じになります。
 では、これで1回目の質問を終わらせていただきます。

○議長(畑中俊彦君) 答弁を求めます。
 山中市長

◎市長(山中健君) =登壇=おはようございます。山田みち子議員の御質問にお答えいたします。
 初めに、給水スポットは、公園78カ所の水飲み場を指定することについて、検討してまいります。
 本市の施設への新たな給水機等の設置は、衛生管理上の問題から、考えておりません。
 給水協力店の募集は、市の施設や公園で給水ができるため考えておりませんが、「ごみ減量化・再資源化推進宣言の店」の指定要件に給水サービスを加えることについては、検討してまいります。
 芦屋ビールの空き瓶回収率は、ビール醸造所と締結した共同研究協定書には記載しておりませんが、現在のところは、約20%です。将来的な回収効率の向上対策は、今後の共同研究の課題といたします。
 会議等における飲み物の提供方法は、芦屋市環境保全率先実行計画には掲げておりませんが、今年度中に実施予定の実態調査結果を踏まえて、検討してまいります。
 次に、芦屋川河口のごみ対策は、市民の皆様の自主的な清掃ボランティア活動継続のため、ごみの回収方法を含めたルールづくりを、市民、県、市の三者で協議してまいります。
 また、海浜ごみの仮置き場は、芦屋川河口に隣接している市有地の活用を検討しているところです。
 プラスチックごみの分別は、西宮市とのごみ処理広域化において、検討課題になっており、実施には一定の施設整備を伴うことを想定しておりますので、モデル地域を指定した段階的な実施は考えておりません。
 現在、兵庫県地球温暖化防止活動推進員とは、夏の打ち水やあしや秋まつりで、地球温暖化防止の啓発活動を協働で行っており、市民との連携については今後も芦屋市環境づくり推進会議において、取り組んでまいります。
 次に、JR芦屋駅南地区の再開発事業では、交通広場及び再開発ビルに係る施設整備のコンセプトを、「にぎわい」、「ふれあい」、「やすらぎ」の三つの環境を整備することにより、都市としての魅力あるたたずまいを創出することとしております。
 また、再開発ビルに予定している公益施設は、多世代交流や情報発信の拠点づくりなど、市民がつながり、本市の魅力が発信できる場となるよう、検討を進めているところです。
 都市計画決定の変更は、地権者を初めとした地元の皆様との協議、JR西日本などの関係機関との連携、事業着手までの期間や費用等に大きな影響が想定されることから、変更する考えはございません。
 御提案いただいた市民案は、本市の方向性と一致する部分もあり、現在の計画案に可能な限り反映させております。
 環境対策では、積極的な緑地の確保、省エネルギー機器の導入や再生可能エネルギーの利用などを検討してまいります。
 その他の御質問につきましては、教育長からお答えをいたします。
○議長(畑中俊彦君) 福岡教育長。

◎教育長(福岡憲助君) =登壇=おはようございます。山田みち子議員の御質問にお答えいたします。
 温暖化防止推進員や環境カウンセラーなどが、学校で活躍できる仕組みづくりにつきましては、現在、学校園では専門的な支援を外部講師に依頼する場合、年度当初に決める年間計画に沿って継続してお願いをしているところでございます。
 また、新しく講師を依頼する場合は、他の学校園の実践やホームページからの情報により、関係団体に直接依頼をして、講師を派遣していただくことが多くなっております。
 このように、学校園が幅広く情報を手に入れる環境が整ってきていることから、現在のところ、人材バンクを設置しておりませんが、教育委員会を通じて、学校園への情報提供をさせていただきますので、教育委員会に御相談いただけたらと考えております。
 以上でございます。

 ○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) 御答弁ありがとうございました。
 給水スポットの件は、公園78カ所に設置していただく検討をされているということで、来年の夏には、かなり多くなるのかなと期待しております。
 大桝公園にも、水飲み場があるんですけれども、非常に洗練されたデザインで、よく考えられていて、真っ直ぐではないので、水が一定の方向に、斜めに向かっていくので、口元を汚す心配もないですし、あと、残った水が排水されていく道筋もついておりまして、そしてまた、ボトリングができるように、蛇口もついております。
 もう1個贅沢をいいますと、犬の水飲み場、下にお皿みたいなのがつくと、犬の散歩をされている方は非常に多いですので、いいのかなというふうに思いますので、ちょっとそのあたりも費用の面でどうかなと思いますけれども、ちょっと考えていただきたいと思います。これは要望しておきます。
 それから、給水器を設置するのは、衛生管理上、問題があるということでしたが、一部、それは次亜塩素酸ソーダなどで1日に1回とか、全部出して洗わないといけないということの管理はあるかと思いますが、ところどころでそういったものの設置というのは見かけるようになっております。
 それと、衛生管理上も、給水器などをちょっと調べてみましたら、管理がしやすいようになっているのもあります。贅沢は申しません。ちょっと頭の隅に置いておいていただければなというふうに思います。
 それから、芦屋ビールについてですが、20%の回収率というのは、多分、飲食店などでの回収がほとんどで、一般に売られたものの回収は入っていないのではないかと思います。
 環境省のほうで、リターナル瓶の検証実験を何年も続けてやってきているんですが、そこに応募をするときの条件として、回収率が90%はあることというのが入っています。芦屋市内で販売される。それが飲食店も含めてということなので、これはやっぱり90%を目指していっていただきたいと思います。
 ただ、この瓶は多分、芦屋ビールのラベルをはがしちゃうとわからないので、一定の調査をしないといけなくなると思います。共同研究者の方と御相談の上、1年に1回は、芦屋ビールにおける回収率がどのぐらいなのかというのは、わかるようにしていただけたらなと思いますので、これは要望しておきます。
 それと、今後、庁舎内での各課でお茶を提供していくときのスタイルは、今年度中に検討するということなんですけれども、一定、どのぐらいのことを考えておられるのか、お尋ねしたいと思います。

○議長(畑中俊彦君) 北川市民生活部長。

◎市民生活部長(北川加津美君) 市長が答弁申し上げましたように、実態調査をしてみるということでございます。その結果を受けまして、どういった取り組みをしていくかというのは考えていきたいと思っております。

 ○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) 他市さんとか環境が進んでいるほかの市でもそうなんですけれども、職員同士の会議とかは出さないというようなことになっています。ただ、市民が入ってくると、やっぱり出さないといけないので、どういう形にするのかを決めるんですけれども、その会議において、どういうお茶の出し方にしましょうかということを、会議の最初に諮るというやり方は、非常に啓発にもなるし、自分たちで決めたルールなので、それは守れるということにもなります。いろんな検討をしていただきたいということで申し上げています。
 あとは、給茶セット--急須と湯飲みとお茶っ葉、そのセットが今、現状なくなってきているところが多いので、それを貸し出しするシステムを持っているところがあります。総務部総務課のほうで、そういうものを置いておく場所がないところとか、ないところに対しては、そこから貸し出しをするというシステムを持っているところもあります。
 ぜひ、しっかりと御検討をしていただきたいと思います。お茶の購入の形態については、御答弁がありませんでしたけれども、これは結構です。
 それから、芦屋川の川尻のごみについては、県と市と市民の皆さんでルールづくりを検討するということでしたので、していただいていいんですけれども、私は、市民活動を、団体をつくって登録をすれば、そこで何か関係性が生まれてくるというんじゃなくて、個人的にでもそういうような活動をしている人たちを、どのようにグループづけをしていくのかというようなことも、芦屋市が一つの視点として持っておかないといけないと。それが共同参画社会の原点の一つであろうかと思います。
 ですから、こういった考え方を団体に対する協力ではなくて、団体をつくっていくときの協力を市民参画課が手伝うというようなことも御検討いただいたらいいのではないかということを思います。
 それで、ちょっと質問なんですけども、ルールづくりをしてからでは遅い部分があります。バス停のところの置き場所はやめて、ちょっと芦屋市が管理しておられるところで検討していただけるということなので、それを早くしていただきたいんですが、その早くする時期と、あとはごみ袋の提供。これ、先ほどの写真でも、皆さん持ち寄りでやっておられます。あれを見てたら私は、買い物袋を有料化するという提案をしづらいですよね、有効活用されているので。でも、非常に作業として、あの小さい袋ではやりにくいです。ですから、せめてごみ袋の提供だけを早く決めていただきたいと思います。これについて、御答弁を下さい。では、お願いします。

○議長(畑中俊彦君) 古田上下水道部長。

◎上下水道部長(古田晴人君) ごみステーションを早く設置するという時期についてでございますが、我々サイドは、できれば今年度、設置したいなと考えてございます。
 場所に関しましては、市長答弁にありましたように、芦屋川河口に隣接している市の所有地に設置したいと考えてございまして、流れ着くごみ--漂流ごみの中に、ペットボトル等、リサイクルできるごみも交ざってございますので、可燃ごみの置き場所とリサイクルできるごみの置き場所を隣接して設置するようなことを検討したいと考えてございます。
 以上でございます。

 ○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

 ◆10番(山田みち子君) ありがとうございます。今年度中にそこがきれいになって、皆さん喜ばれると思います。どうぞよろしくお願いします。
 今、何か考えたんだけど

○議長(畑中俊彦君) 袋の提供の件ですね。
 古田上下水道部長。

 ◎上下水道部長(古田晴人君) ごみ袋の件に関してですが、また市民の方々と協議しながら、どういった形で提供していけばいいかというのは、考えたいと思います。
 以上でございます。

○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) ありがとうございます。よろしくお願いします。
 それから、その他プラの分別についてなんですが、先行してパイプラインの地域でやるというのは、設備の問題もあってできないということでしたので、それはそれで仕方がないのかなという面もあります。
 でしたら、西宮市との協議の場で、その他プラ以外の、環境省はプラスチック製品についても分別を考えていて、そろそろちょっと啓発みたいな活動が出てくるのかなと思うんですけれども、西宮市と一緒に、プラ製品ごみも分別するというような検討をするというのは、今の状況では提案しづらいでしょうか

○議長(畑中俊彦君) 北川市民生活部長

◎市民生活部長(北川加津美君) 現在の協議の中のテーブルにはのってございません。今ある状態をどうするかというところでお話をしておりますので、追加という項目になってくるかと思いますので、そのあたりは、なかなか難しいかなと。今の議論を深めるというところだと思っております。

○議長(畑中俊彦君) 山田議員

◆10番(山田みち子君) ありがとうございます。

 教育長の御答弁ですが、人材バンクをつくるような、そういう登録制度をつくるまでもなく、情報は手に入れることができるから、個人的にやっていくよというお話でした。
 学校園でも総合の教育の時間で、英語のこともありますし、なかなか時間が取れないというのが実情ではないかと思うんです。学校園の中だけではなくて、コミスクとか、それから学童保育の場とか、子供たちとかかわれる場所で、そのような時間をつくってもらえないかというような働きかけというのは、教育委員会のほうでは無理なことなんでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 川原社会教育部長。
◎社会教育部長(川原智夏君) 環境問題は大事なことだとは思いますけれども、今、放課後の過ごし方の中でやっておりますので、今後また何かプログラムを考えていく中では、そういうことも可能性としてはあるかなというふうには考えております。
○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) 逆に、市民側がプログラムをつくって教育委員会のほうに、こんなプログラムがあって、組み合わせによっては何分でできますというような、そういう市民側からの売り込みがあった場合に、教育委員会としては真摯に向かってくださるということでよろしいでしょうか。

 ○議長(畑中俊彦君) 川原社会教育部長。

◎社会教育部長(川原智夏君) もしそういう御提案がありましたら、担当のほうに御相談いただけたらと思います。

○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) 最近の子供たちというのは、なかなかいろんな大人と触れ合う機会というのが少ないです。ですから、今後、将来的に日本をつくっていくときに、いろんな大人と知り合って、いろんな生き方があって、いろんな考え方があって、いろんな技術があって、それが世の中に生かされているというような情報を子供たちにたくさん与えるためには、そういった時間をとることが大変必要になってきています。
 名古屋市のほうでは、外部講師制度ではなくて--外部講師制度でもリストをつくってやっているところは各市、全国的に見ると結構ありますが、名古屋市では、臨時職員さんでお給料を17万円幾ら、18万円ぐらいで決めて、先生のサポートもするというような仕組みをつくっておられます。この際ですので、一度、研究をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 答弁を求めます。
 北尾学校教育部長。

 ◎学校教育部長(北尾文孝君) 議員に御指摘いただいておりますように、子供たちがいろんな大人の意見を聞いて、自分の生き方の参考にしていくということは、大変大事だと考えております。
 総合的な学習の時間などを利用しまして、先日もありましたが、命の大切さを学ぶことであるとか、福祉の学習をしながら、いろんなハンディキャップを持ちながら、その中で生活していらっしゃる方のお話を聞いたりとか、防災であるとか平和であるとか、それぞれの分野で、学校にはいろんな方に来ていただいてお話をしていただいております。
 今の臨時の方のお話は、先生のお手伝いをしていただくということですので、それはちょっと今のところは研究の段階かなとは考えておりますけれども、教員の多忙化については、こちらでも考えてまいります。

○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) お答えにくい質問をして、申しわけありませんでした。
 先生のサポートもするけれども、コマもきちっと持って、そこの一定の学校には所属しておられますが、全市の学校を回られるという、効率的に総合の時間の中に、いかに社会的な知識を子供たちに渡していくかということを考えたシステムになっています。これは興味があったら研究していただくように要望して、それだけで結構です。
 ただ、今後、教育委員会のほうに、こういった知識を生かしたいんだけれどという御相談があった場合には、お受けしていただけるということなので、安心をしました。以前もそういうことがありまして、結構そういうことがあります。
 ただ、その仕組みをどうするのかというのがないと、単発で終わってしまって、そういう人たちが、この芦屋の中にどれだけおられるのかという人材を逃すことになると思うので、そういう広い意味からいうと、教育委員会だけの話ではないのではないかなと思いまして、市長部局のほうにも関係してくると思います。きょうはその通告はしておりませんので、質問はいたしません。後の機会にさせていただきたいと思います。
 それから、JR芦屋駅南地区の開発のほうですが、環境対策については一定考えていくよという話だと思いますが、もちろん建物の外装とかについても汚れがつかないようなとか、環境対策の分は全部やっていただけるということでよろしいでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 山城都市計画・開発事業担当部長。

◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 再開発ビルについては、現在、基本設計を進めております。今後、実施設計を進める中で、できる限り、可能な限りの環境対策については、推進をしていくという考えで予定をしてございます。

○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) 電気自動車がこれからどんどん出てくる可能性がありますが、充電をする場所の設定とかも、ちょっとお考えに入れていただいたらと思いますので、要望をしておきます。
 それから、市民案についてなんですけれども、市民案について、提案された方とはその後、意見交換などはされましたでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 山城都市計画・開発事業担当部長。

◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 市民の方から御提案をいただいた計画案がございます。このことについては、ご本人のほうに御説明を申し上げました。内容については、よく我々のほうで見させていただきまして、その内容については、我々が思う歩行者・自動車の交通安全の確保、それから、にぎわい空間とか、あと景観配慮とかといった面については、我々と同様の方向性というものがございましたので、その点についても御説明をさせていただいております。
 以上です。

○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) 提案者の方と直接お話し合いをされましたか。どなたとされたんでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 山城都市計画・開発事業担当部長。

◎都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 提案をされた方はお二方でございまして、そのお一方とお話をさせていただいてございます。

○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) そのお二方が提案されて、事情のよくわかって専門的な知識を持っておられる方でしょうか。それとも市民の、地域におられる方でしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 山城都市計画・開発事業担当部長。

都市計画・開発事業担当部長(山城勝君) 市民の代表の方でございまして、書面をもちまして説明をさせていただいておりますので、そのもう一方のほうに御説明をいただいたものというように、我々は認識しておるところでございます。

○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

 ◆10番(山田みち子君) 私は、その処置、そのやり方は、技術的な面で提案をされた、専門的な知識を持っておられる方に対して失礼な話だと思います。市長はそう思われませんか。

 ○議長(畑中俊彦君) 佐藤副市長。

副市長(佐藤徳治君) 全体計画の中で、一つの考え方を御提案いただいておりますので、その考え方を大切にしながら全体のスケジュール管理の中で、今回、そういう御説明になっておりますが、これで終わりということではございませんので、失礼の段がございますれば、そのことも踏まえて、今後も御協議、御意見を賜りながら、我々の計画案が最終的にはJR芦屋駅南の再開発の、魅力の最大化につながりますように進めてまいりたいというふうに思っております。

 ○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) 本当に、真剣に市民提案されたことのできる限りのいいところを取り上げていくという姿勢であれば、意見交換の場を持ってしかるべきだと思うんです。それを、地域の代表の人に説明された。私はその方から、これ、提供してもらって、これは偶然あるということがわかったんです。でも、ヒアリングのときに、たしか一般質問の後に予定をしているという話だった。
 私はその説明をされる前に一般質問の中でそれをやっていいのかなというようなことを言っていたんです。そしたら、急に何か日程が変わって、前にこれを渡されて、どの程度の説明をされたのか、わかりません、紙だけしかもらっていないので。
 ただ、ここの中にいろんなことが書いてあります。でも、この書いてある… …

○議長(畑中俊彦君) 山田議員、御注意して発言してくださいよ。

 ◆10番(山田みち子君) はい。ごめんなさい。
 書いてある内容については、土俵が違っているので、考察が回答にならない部分があります。こういったところを埋めていって、本当に今の現状のまちづくりに提案を生かしていくということであれば、会議の場というか、話し合いの場を持ってやっていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 佐藤副市長。

◎副市長(佐藤徳治君) 一つの考え方として御意見は賜っておきますが、我々側の整理といたしましては、この4年に及ぶ計画検討会に直接参加してこられた方が、今回、共同で市長のほうに御提案を下さっておりますので、過去の経過を踏まえるに当たって、行き違いのないように、先ほども申し上げましたように、今回の御提案が我々側にとって最大の効果を発揮するようにという御説明の形のつくり方としては、決して間違いではないと思います。
 今、議員がおっしゃっておられますように、今後の中で、その専門的知見を有する方との話し合いがないと申し上げているわけではございませんので、それは必要に応じて実施できる場合があれば実施していくものというふうに考えております。
 特に、長くかかわってこられた方が御同席されておられたということを、まずもって尊重させていただいたという市の姿勢についても、それなりの評価をいただけるものと思っております。

 ○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) JR芦屋駅南地区の交通の安全性もありましたけれども、ほかに散らばっている駐輪場を集約していきたいというのが市の目的の一つにあって、それは市が示していた案の中には、まだ盛り込まれていない。市が出してきている駅前広場の広さから考えると、そこの中で駐輪場の場所をとっていくのに非常に困難な様子がうかがえます。
 市民案のほうは、5カ所の地下駐輪場を使って、それを集約することの検討がされているなど--おっしゃっていただいたように、今後、意見交換をしていく場所があるということなのでいいんですけれども、駐輪場で事故があるというような考察も書いてありましたけれども、インターネットで調べましたら、そんな大した故障ではありませんでした。
 今後よろしく、芦屋市民として誇れる再開発になることをお願いして、市民との協働でやっていただけるようにお願いをして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○議長(畑中俊彦君) 以上で山田議員の一般質問を終了いたします

平成29年6月 定例会(第2回)-06月19日-02号 富田砕花旧居の整備について 市立芦屋病院について 一問一答

○議長(畑中俊彦君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 一般質問を続けます。
 最後に、富田砕花旧居の整備について、市立芦屋病院について、以上2件について、山田みち子議員の発言を許可いたします。
 本質問は、一問一答方式により行われます。
 10番、山田議員 

◆10番(山田みち子君) =登壇= それでは、しんがりを務めさせていただきます。通告に従いまして始めさせていただきます。
 富田砕花旧居の整備について。
 「珈琲の香りが必ず流れくる 芦屋の午後の海からの風」「軽井沢に行かずともよし芦屋に居て この冷涼はもっけのさいわい」という短歌を「風の人」と言われた富田砕花が詠んだのはここだったんだろうかと、宮川町の富田砕花の旧居を訪れて、縁側に腰をかけ、時を忘れてしばし庭を眺めにいきたいと思っていた私にとって、富田砕花旧居のリニューアルとイベントの予定は大変うれしいことでした。
 私は、富田砕花旧居のリニューアル前に、手入れがほとんどなされていない状態に心を痛めていました。ですから、耐震改修がされ、リニューアルオープンもされたと知って、私は議員としての調査を主目的に--ここが悲しいところですが、リニューアル後の富田砕花旧居を訪れました。私が前から気になっていた入り口の門の瓦の一部分と雨戸2カ所の修理と、母屋を取り囲む植え込みの状態と、がたがたしていた下水道管の上あたりの様子に加えて、リニューアル後の見学者の動向についての調査でした。
 私が、決算特別委員会で指摘した西側の雨戸は、くぎ打ちによって処理されていましたが、見学者が上がり降り、あるいは腰をかけて庭を眺めて長い時間を過ごされるという場所の雨戸の修理はなされていませんでした。
 その日はちょうど、もとの持ち主の関係者が来ておられて、個人的に不思議に思っていた場所の秘密なども理解できました。関係者の方は、富田砕花を理解しながら工夫をしながら手を入れていらっしゃる管理人さんに高い評価をされておいででした。
 借景という日本の家屋特有の暮らし方だけではなく、暮らしの中に自然を取り入れ、花をめでていた富田砕花の追体験ができるようにと、お庭の手入れに工夫しておられました。管理に伴う年間予算というものはついていないのかなと感じたところです。管理計画と予算化の関係について、お伺いします。
 雨戸の話に戻ります。南側の雨戸のあけ閉めに丸い木のお箸を器用に使っておられました。網戸もこのままでいいのかなとも思いました。時代を感じるために新しくしてしまうのをちゅうちょされているのかとも考えていましたが、古色をつけることもできますので修理をされるのが適当であると思いますが、いかがでしょうか、お伺いします。
 私は、富田砕花旧居の耐震工事をする数年前から予算要求をしているのに予算がつかないという訴えを聞いていました。耐震工事と普通の管理に伴う修理費は性格が違うということは理解できます。しかし、耐震工事を進めると決定した後でも、明確に差別化する必要があったのか理解に苦しみます。リニューアルオープンにふさわしくない状況であったことは間違いありません。何らかのそごがあったのかシステム上の問題があったのか、伺える範囲で結構ですのでお伺いいたします。

 次に、市立芦屋病院について、伺ってまいります。
 ちまたでは「地域包括ケアシステム」という言葉があふれ出してきています。市民の多くの方々は、「少子超高齢化社会に対応し、住みなれた地域で、ひとり暮らしであっても認知症であっても障がいを抱えていても、人生の最期を迎えるときまで安心して暮らし続けるために」云々という文字や言葉を見聞きしておられても実感が伴わず、介護や医療への金銭的な負担に関心が行ってしまっているというのが現実ではないでしょうか。
 地域包括ケアシステムというと、介護予防、居宅介護、介護保険事業に関心が集中するのは当然かもしれませんが、医療、看護など医療分野のかかわりも重要な支えであり、課題だと思います。例えば病気になったときに救急手術、集中リハビリ、早期回復、早期退院、地域連携という流れの中で、在宅介護の限界点の向上という在宅介護の問題点へのかかわりも見えてきます。
 私は、医療と介護がシームレスにつながるために、しっかりとした医療基盤が必要だと思いますし、芦屋市内における医療基盤の中心に適正な料金で適正な内容の医療を提供する芦屋病院の存在が必要だと考えています。
 芦屋病院では、地域医療の根幹である生活の質の維持に注目しながらの医療活動を目指しておられることを大変うれしく思っています。
 そこで、芦屋病院が在宅医療についてどのように考えておられるのか、また、かかりつけ医との関係構築等の周辺事情について、お伺いいたします。
 芦屋病院は阪神南圏域に位置しています。このたび、西宮市立中央病院と県立西宮病院が統合されることになったことについての情報がほとんどありませんので、芦屋病院への影響が懸念されています。そこで、2病院統合に当たって芦屋病院とのネットワークの位置づけなどで変化することがあるのでしょうか。今まで以上にネットワークが強くなることが望まれますが、展望についてお伺いします。
 また、「むこねっと」参加による効果について、及び「芦っこメディカルりんく」の活用の現状についてお伺いします。
 このたび、芦屋病院の質問をするために、総務省の平成27年度地方公営企業年鑑、統計資料、病院事業を見て、大ざっぱではありますが、全国の自治体病院の中での芦屋病院の把握を試みました。
 総括表の(4)経営主体別・規模別自治体病院数一覧を見ますと、全国の自治体病院のうちで市が経営主体である一般病院が351あります。芦屋病院と同じランクであるベッド数100床から199床の病院が100施設あり、28%を占めています。
 次に、総括表(5)施設及び業務概況の人口段階区分別の表の人口5万人から10万人未満の病院のデータと芦屋病院のデータを比較してみました。一般病床数平均を求めましたところ196床でした。人口10万人に近い芦屋市として、かつての272床から稼働率の問題もあり199床に減らされていますので、いい線なのかなと思いました。
 看護配置が7対1である病院が45%で最も多く、10対1が37%であることから、7対1で頑張っている病院のほうが多いことがわかり、芦屋病院には7対1で持ちこたえてほしいと思っています。1病院当たり1日平均入院患者数167人、1病院当たり1日外来患者数418人というあたりから考えますと、芦屋病院はもう少し外来患者をふやす努力が必要だと思われます。
 次に、総括表(6)損益計算書、エ、経営主体別・経営規模別、(ウ)市(黒字・赤字別)の一覧表を見ますと、黒字率が一番高いのは500床以上で黒字率は48%、2番目は意外に50床未満で黒字率が47%、3番目に50床ないし99床で43%と続き、4番目は400床から499床の40%、5番目は200床から299床で黒字率37%、芦屋病院が属する100床から199床の黒字率は35%で6番目でした。最下位7番目には300床から399床の病院群で黒字率が28%とありました。
 これを見る限りにおいては、経営上では500床以上の病院、あるいは小さい規模の病院が優位ではあるが、芦屋病院と同じ一般病床数が100床から199床の病院でも3分の1以上の病院では黒字を確保されているという結論に至ります。
 超高齢化に伴うベッド数の不足を考えたときに、今の緩和ケア分を入れた199床、200床未満の区域から200床から299床へのランクアップを考えるということもあり得ないことではないようにも思えました。もちろんベッド数をふやすということが何を要求するのかということを考えた場合に、困難を伴うということも理解できます。また、公立改革プランに地域医療での役割の明確化を求められ、病床数の削減という面を考えると、200床未満を守り、交付税措置の増額を狙うほうが得策とも思えます。
 そこで、199床、うち緩和ケア24床ですが、このベッド数において平成28年7月の芦屋病院収支計画の数値である稼働率を92%に上げた場合の収入改善がどれぐらいになるのかについて、お伺いします。
 次に、病院事業2、個表(6)経営分析に関する調の中から、ベッド数180床の病院から199床の病院を探し、さらに194床から199床の病院に範囲を狭くし、人口5万人から10万人未満でさらに狭くしたところ、愛知県新城市民病院199床、岡山県玉野市玉野市民病院199床、香川県坂出市立病院194床が見つかりました。
 そこで、芦屋病院との数値を見比べましたところ、一般病床利用率は芦屋病院が最も良好で、平均在院日数は玉野市民病院を除くとほぼ横並びです。数値についてお話ししますと長くなりますので数値は省かせていただきます。
 入院1日平均患者数は芦屋病院が一番多く、外来1日平均患者数は玉野市民病院を除くと芦屋病院がかなり少なく、一番多い坂出市立病院との差が128人ありました。入院患者比率は低目、医師1人当たり患者数では入院では芦屋市は負けていませんが、外来で弱く、看護部門も外来に弱いと出ています。
 患者1人1日当たり診察収入関係では、芦屋病院は入院で頑張っていますが、入院の中の投薬が弱く、外来では注射と検査、放射線、再診で強いことがわかりました。高度専門治療を行っていることの反映だと思います。職員1日1人当たり診察収入は医師、看護師とも他市病院と比べますともう少し頑張っていただきたいなという感じでした。
 費用では、薬品使用効率が他市の6割ぐらいでした。診療収入に対する割合も他市より低く抑えられています。医業収益に対する職員給与費は細かく年齢構成などを見るとコメントしづらいところです。
 検査の状況では、芦屋病院は患者100人当たり検査件数、検査技師1人当たり検査件数、検査技師1人当たり検査収入などで頑張っておられる様子が見えていますが、人口を考えると、もうひと頑張りが必要に思えます。
 室料差額については芦屋病院が他の追随を許さず飛び抜けています。
 病床100床当たり職員数、医師・看護部門、薬剤部門、事務部門、給食部門、放射線部門、臨床検査部門、その他部門、全職員の全てにわたって人口5万2,772人の坂出市立病院が高い数値を出しています。できればで結構ですが、坂出市立病院との比較をされての御感想をお聞かせいただけるとうれしいです。
 次に、病院事業2、個表(7)職種別給与に関する調をもとに、医師の平均年齢、基本給、手当などを見ておりましたら、兵庫県内の病院で医師手当が芦屋病院より多い病院がかなりあることに気がつきました。基本給を低目に抑えて手当で多く出すというスタイルがあるのでしょうか。基本給をしっかり出して手当をふやさないという、そういうふうにしていらっしゃるのかどうかわかりませんが、芦屋病院の経営の考え方があるのかどうか、お伺いします。
 また、芦屋病院は医師の時間外勤務手当の欄が空欄になっていました。兵庫県の病院をざっと見てみますと、時間外勤務手当を出しているところが大勢を占めています。しかし、宝塚市立病院、川西病院、三田市民病院、加西病院、加東市民病院、浜坂病院、公立朝来梁瀬医療センター、相生市民病院が芦屋病院と同じく時間外を出していません。時間外手当を出していないのが芦屋病院だけでなくてよかったと思いましたが、時間外勤務手当を出していない理由について、お伺いします。
 10年ほど前には、一般会計からの繰入金が大きく問題にされ、病院財務の改善に重きが置かれていましたが、少子超高齢化時代を迎え、地域医療の確保の重要性が示されてきています。そこで、自治体病院を評価する経営指標について、病院の財務状況は医療体制を含めた経営の結果であるため、人的・物理的などの総合的な医療体制の改善こそが経営改善に必要だと言えます。
 市民の健康維持により、医療保険や介護保険料の抑制にまで視野を広げた市民サービスとしての医療に、お金を継ぎ込む必要のあるところには継ぎ込むという意識も重要であると考えています。
 収益を改善させた病院は、医師研修に実績のある病院や医師の労働環境、待遇改善を行っています。芦屋市は自治体病院の繰出基準、経費負担区分ルールに従い、一般会計等から病院事業に出せる範囲100%の繰り入れをされていると思いますが、いま一度、確認のためにお伺いします。
 総務省は繰出金額の積算基準を3種類示しています。一つは地方財政計画の積算を参考にする例、一つは地方交付税の算定基準を参考とする例、あと一つは歳入歳出の実態を踏まえ、モデル的な不採算経費を積算する例です。そこで、芦屋市の積算方法についてお伺いします。
 芦屋病院はDPC参加病院ですので、厚生労働省が目指す医療の方向に沿って評価を行うことになっています。しかし、さまざまな機能評価の中には、かなり難しい条件が入ってきているように思います。また廃止になる評価もあるようです。
 病院情報局ホームページには、機能評価係数の高い病院ランキングが出ています。そして、そのランキングについては誰でも見ることができます。平成28年度第1回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会資料より作成された兵庫県内自治体病院機能評価係数Ⅱの表を見てみますと、芦屋病院はⅢ群に属し、群内順位1,161位でした。
 質が遵守されたDPCデータの提出を含めた適切な保険診療実施・取り組みを評価する保険診療指数が0.00806、各医療機関における在院日数短縮の努力を評価する効率的指数が0.00612、各医療機関における患者構成の差を1入院当たり点数で評価する複雑性指数0.00935、さまざまな疾患に対応できる総合的な体制について評価するカバー率指数0.00442、救急医療の対象となる患者治療に要する資源投入量の乖離を評価する救急医療指数0.00900、地域医療への貢献を評価、中山間地や僻地において必要な医療提供の機能を果たしている施設を主として評価する地域医療指数0.00403、入院医療における後発医薬品の使用を評価する後発医薬品指数0.00659、それから新設、診断群分類点数表では、十分に評価されない患者の重症度の乖離を示す重症度指数は全くのゼロとなっており、合計0.0476とありました。
 この機能評価係数Ⅱの分析によって、医療提供力を上げ、結果として収益向上につながるということのようです。そこで、機能評価係数Ⅱについて、どのような分析をされておられるのか、お伺いします。機能評価係数Ⅱを上げるための努力について、お伺いします。
 最近の診療報酬加算の状況及び今後の加算所得について、お伺いいたします。
 提供する医療の質につなげていくためにも、診療報酬加算には強い事務職の能力が問われています。したがって、事務員の研修、あるいは専門性の高い職員の雇用が求められると思います。
 平成25年11月15日の第22回経済財政諮問会議で、議長の安倍総理が「自治体病院の事務長が医療経営の専門家でないことが多いが、医療経営の専門家を充てた自治体病院は画期的に経営が改善しているところもあると聞く。自治体病院は経営の仕方でかなり変わるのではないかと思う」と発言されています。
 芦屋病院は、かつて地方独立行政法人化を目指されたことがあります。それは職員雇用の弾力化というメリットが大きな要因だったと聞き及んでいます。都道府県や政令指定都市のように人事の縛りが厳しくない自治体では、裁量があれば地方公営企業全部適用でも弾力化はできると聞き及んでいます。そこで、事務局の専門性の確保についてのお考えをお伺いします。
 累積欠損金について調べてみました。「累積欠損金が積み上がる理由は、主に平成26年以前の病院建築費や医療機器購入費の費用を分配する減価償却費分の現金を稼げないためだと言ってもよい」とありました。当局及び各議員には申しわけありませんが、一般の方のために少ししつこい説明になると思いますが、よろしくお願いします。
 地方自治体の企業会計の一般会計では、当年度の現預金支出は全額が当年度の費用になりますが、企業会計では医療機器を購入した場合を例えますと、そのための現預金の支出があってもその年度の収益の獲得に役立ったと考えられる部分だけが、その年度の費用として認められる仕組みになっています。
 例えば、50万円の医療機器を購入して5年間で費用配分をする場合、費用配分の原則によって毎年10万円ずつ費用として分配され、10万円の費用を差し引いた残りの40万円分は償却資産として価値が残り、この償却資産の価値が毎年減っていくことで、その減少分を費用として把握し、配分が行われます。この10万円の費用分配が損益計算上の減価償却になり、貸借対照表上の償却資産の価値を費用分配により毎年減らしていくことによって、会計内に現預金を積み立てることで、建物や医療機器の再投資への原資を持つという効果があります。
 毎年のお金の出入りを把握する損益計算書において、収入である入院外来収益、支出である職員給与費、材料費に対して、減価償却費は実際の現金の出入りを伴わない数少ない項目です。そして、その費用として分配された減価償却費分の現金を確保できない場合、損益計算書において純損失が生じることになります。純損失は貸借対照表の資本の部にある利益剰余金と通算され、剰余金がなければ未処理欠損金となりますが、これが累積欠損金になります。
 累積欠損金の存在が、自治体病院の赤字として議会も批判してきました。しかし、仮に累積欠損金がなくなったと仮定すると、多額の現金が積み上がると聞き及びました。旧地方公営企業法施行令第24条の3、第2項、同ただし書きは、累積欠損金について任意積立金を補填しても、なお欠損金に残額があるときは議会の議決を経て資本剰余金をもって埋めることができるとしています。民間企業の場合、一定の手続を経て自己資本金を取り崩し、累積欠損金を解消する方法は減資と呼ばれ、企業再生などの際に多く使われています。しかし現行の地方公営企業法の場合、自己資本金を取り崩し、累積欠損金を解消する原資は、条文がないため認められていません。
 ということから、ある病院経営の専門家は、「地方公営企業法の不備で不当に累積欠損金が積み上がる構造になっている。(中略)一定の基準を示して資本の原資を認めるべきと考えるが、地方公営企業法の不備などで認められていないのが現在の自治体病院の現状である。一刻も早い法改正が必要であると考える」と書いておられました。
 そこで、自治体病院の経営に必要なことは、累積欠損金を解消することではなく、安定的な経営を行うために適切な現金、キャッシュフローを持ち続けることだという考え方についての御見解をお伺いします。また、議会の議決を経て資本剰余金をもって埋めるという状況に、芦屋病院はほど遠いのかどうかお伺いします。
 さて、芦屋病院の現状として、院内開業による耳鼻咽喉科の設置について、いまだに募集中のままになっていますが、ただ待つ以外に方策はないものでしょうか。ホームページでの募集以外にどのような努力をされておられるのかお伺いします。
 また、芦屋市のホームページでも病院の広報をされておられます。私は知性が感じられる格調高さとやわらかい雰囲気の画像がよいと思っています。加えて、市民に対してより一層の「我がまちの病院」という印象を植えつけるような工夫をお願いしたいと思います。
 芦屋病院のホームページに市内医院との連携を印象づけるための工夫をされてはいかがかと思いますが、紹介、逆紹介の事例などを個人情報に気をつけながら公表することについて、どのようにお考えでしょうか、お伺いします。
 以上、1回目の質問を終わります。

○議長(畑中俊彦君) 答弁を求めます

 山中市長。

◎市長(山中健君) =登壇= 山田みち子議員の御質問にお答えをいたします。
 初めに、このたびの富田砕花旧居の整備は、耐震化等の必要な改修範囲を検討し、予算化したもので、引き続き適切な保全と活用を図ってまいります。

 次に、市立芦屋病院の支援は、公営企業の独立採算の原則を踏まえつつ、総務省通知による繰り出し基準に基づき、対象経費の全てを繰り出しております。繰出額は芦屋病院の実態に応じて、その対象となる各経費を積算しているところです。
 芦屋病院は、質の高い医療を提供する地域の中核病院として必要な施設であり、引き続き経営状況を踏まえながら適切に支援してまいります。
 その他の御質問につきましては、教育長及び病院事業管理者からお答えをいたします。

○議長(畑中俊彦君) 福岡教育長。

◎教育長(福岡憲助君) =登壇= 山田みち子議員の御質問にお答えいたします。
 富田砕花旧居の整備につきましては、毎年度、必要に応じて施設補修費を予算計上しております。また、平成27年度については、耐震補強工事に合わせて関係者で協議の上、その他の施設補修も含めて予算化し、工事を行いました。
 雨戸については、現在、一部あけ閉めができにくくなっておりますので、網戸も含め対応してまいります。
 今後も皆様に愛される旧居であるよう、施設の維持管理について細心の注意を払ってまいります。
 以上でございます。

○議長(畑中俊彦君) 佐治病院事業管理者。

◎病院事業管理者(佐治文隆君) =登壇= 山田みち子議員の御質問にお答えいたします。
 初めに、芦屋病院の在宅医療についての考え方につきましては、市が目指している地域包括ケアシステム構築に向けて、市立病院としての役割を果たしてまいります。
 具体的には、在宅医療を支援するため、患者さんの容体急変時には迅速な受け入れ体制を整えているところであり、かかりつけ医との連携を密にし、安心して自宅での生活が送れるように後方支援病院としての役割を担っております。
 また、入院後は早期に在宅復帰していただくことが大切と考えられており、さまざまな事情により退院が困難な状況におられる方の在宅復帰につきましても、退院後の生活が円滑に送れるように訪問看護認定看護師を含む退院支援にかかわる看護師や社会福祉士を5名配置し、高齢者生活支援センターなどと連携した早期の在宅復帰支援に取り組んでおります。
 次に、かかりつけ医との関係構築等の周辺事情につきましては、当院の医師と地域連携室による定期的な診療所訪問の実施や、かかりつけ医が参加される地域の各種研修会に積極的に参加するなど、情報共有を図っております。また、市内開業医のパンフレットを院内に設置するなどの取り組みにより、かかりつけ医から紹介をいただく件数は年々増加しておりますので、関係構築はできていると考えております。
 次に、県立西宮病院と西宮市立中央病院の統合による芦屋病院とのネットワークの位置づけなどの変化につきましては、統合の表明がなされたところであり、統合後にどのような診療機能が提供されるかなど情報がございません。しかし、今後も医療機能の分化と相互補完は必要であると考えておりますので、市立芦屋病院新改革プランの計画にもありますように、周産期ネットワークをはじめとした連携強化をさらに進めてまいります。
 次に、「むこねっと」参加による効果につきましては、平成27年2月に、「むこねっと」システムに参加し、阪神南北医療圏内において他の医療機関との診療データをネットワークで共有することにより、円滑な診療が行える効果があったと考えております。システムをさらに活用していくために積極的に患者さんへの説明や医師への利用促進を依頼するなどの取り組みを進めております。平成28年度は47件の利用実績でしたが、平成29年度は5月時点におきまして既に50件と増加しており、引き続き利用向上に向けて取り組んでまいります。
 また、「芦っこメディカルりんく」の利用状況につきましては、平成28年度は4件の利用実績であり、平成29年度5月時点におきましても3件にとどまっているため、神戸市内や「むこねっと」に参加していない医療機関などに対して、さらに周知を図り、利用拡大に努めてまいります。
 次に、一般病床の稼働率が仮に92%となった場合の収入改善額につきましては、平成27年度決算額をベースに試算しますと、病床稼働率が87.3%から4.7%の上昇となり、入院収益では約1億3,000万円の増収となります。
 次に、坂出市立病院との比較につきましては、本市が属する阪神南医療圏が一般診療所数が全国平均を大きく上回る地域であり、坂出市立病院とは圏域における果たす役割も異なっていると考えられますので、単純な比較は困難だと考えます。
 次に、医師の給与に関する考え方につきましては、その決定原則は地方公営企業法により、「企業職員の給与は、生計費、同一又は類似の職種の国及び地方公共団体の職員並びに民間事業の従事者の給与、当該地方公営企業の経営の状況その他の事情を考慮して定めなければならない」と規定されており、当院においてもこの考えのもとに医師確保に支障がない水準となるよう決定したものでございます。
 次に、医師の時間外勤務手当につきましては、副医長以上の管理職手当支給対象者へは支給されないものであり、当院におきましては職員の構成上、支給対象となる者が元来少なく、平成27年度においては当該手当の支給実績はなかったものであります。
 次に、機能評価係数Ⅱについて、どのように分析しているのかにつきましては、DPC制度は急性期病院における診療データを一定基準のもとに根拠のあるデータとして集約可能となり、疾病ごとの検査などの医療資源投入量を病院ごとに把握することが可能となるもので、医療の標準化につながると考えられております。また、疾病ごとに1日の支払金額が定められており、その金額に機能評価係数等を乗じ、支払額が決定する仕組みになっております。
 DPC係数の構成といたしましては、機能評価係数Ⅱ以外に病院の基本的な診療機能を評価する基礎係数、7対1看護の人員配置などの施設基準や地域医療支援病院の取得による病院の機能を評価する機能評価係数Ⅰ、暫定調整係数を加えた合計で構成されており、当院は平成29年6月現在、1.2757となっております。
 機能評価係数Ⅱにつきましては、病院の診療実績や機能を評価する救急医療指数をはじめ8項目の合計で構成されています。8項目のうち当院の高い指数といたしましては、救急患者の受け入れに対する評価であります救急医療指数は「断らない救急」のもと、積極的に救急受け入れを行っているため、高い評価をいただいており、また、医療資源の投入量が多い場合には評価される複雑性指数におきましては、血液・腫瘍内科による白血病等の専門的な医療を提供しているため、阪神間の病院と比較いたしましても高い指数となっております。
 一方で、さまざまな疾患の受け入れに対する評価でありますカバー率指数や、24時間脳卒中の対応などを評価する地域医療指数は低い指数となっております。これは、一般的に大病院に優位と言われる指標となっているため、低い数値になっていると分析しております。
 次に、機能評価係数Ⅱを上げるための努力につきましては、カバー率指数等の大病院に有利になる指数につきましては、上げていくことは難しい面がございますが、後発医薬品の使用量をふやしていくことによる後発医薬品指数のアップや平成29年5月より外科系救急の受け入れ日を拡大し、救急医療の充実を図ることにより、救急医療指数のさらなるアップを目指してまいりたいと考えております。
 なお、後発医薬品の使用量につきましては、平成29年5月現在74.5%を確保しており、後発医薬品指数の評価の基準となる使用量70%を超えているため、次年度におきましては指数がアップする見通しであります。また、国が後発医薬品の使用を促進している背景もあるため、院内において使用量90%を目標に取り組みを進めているところでございます。
 次に、最近の診療報酬の状況及び今後の加算取得につきましては、国はDPC病院の参加をふやすために、暫定調整係数という優遇策を設定し、誘導してまいりましたが、現在、段階的に削減されており、平成30年度までに廃止されることになっております。廃止される暫定調整係数は機能評価係数Ⅱに置きかわることになっておりますが、過去の診療報酬改定時には、機能評価係数Ⅱに全て反映されていないため、平成30年度の改定時においても厳しい内容が予想されております。
 今後、地域医療支援病院の取得や7対1看護体制の維持などにより、機能評価係数Ⅰも含めた機能評価係数全体で係数の確保を進めてまいりたいと考えております。
 次に、事務局の専門性の確保につきましては、平成21年4月より運営形態を地方公営企業法全部適用とし、弾力的に人材確保に努めてきたところです。現在11名の医療専門事務職を採用しており、診療情報管理士2名、診療報酬請求事務能力認定試験合格者2名など、専門性の高い資格を取得し、業務に活用しているところでございます。今後も必要な資格取得に向けた支援を行い、複雑化する診療報酬に対応できるよう、専門性の向上に努めてまいります。
 次に、累積欠損金解消に対する考え方につきましては、当院としては経営改善を進めることで累積欠損金の増加を抑え、将来的には単年度収支を黒字化することで、その減少を目指す考えでございます。また、適正な経営を行うためには、一定の現金は必要であるため、現在は一般会計からの長期借り入れを行っているところでございます。
 資本剰余金による累積欠損金解消につきましては、平成27年度末の資本剰余金の額は1,480万円であり、累積欠損金の額とは大きな隔たりがあるため、現在のところ考えておりません。
 次に、耳鼻咽喉科の院内開業の募集につきましては、平成17年度より募集を行っており、これまでも問い合わせがあったものの、実際の応募には至っておらず、現在は兵庫医科大学の協力のもと、応援医師による外来診療を行っております。
 現在の取り組みとして、ホームページによる募集及び医師の開業支援を行う業者への情報提供を行っております。耳鼻咽喉科は、当院にとって必要な診療科と考えており、今後も引き続き募集を行ってまいります。
 次に、市内医院との連携を印象づけるための病院ホームページへの工夫につきましては、現在、地域連携に関する記載は医療関係者向けのページにのみ掲載しているため、市民や患者の皆さんに広くお知らせできるよう、一般向けのページにも掲載してまいります。
 なお、地域連携の取り組みにつきましては、6月15日発行の「広報あしや」臨時号において、広く市民の皆さんにお知らせしたところでございます。
 以上でございます。

○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) ありがとうございました。
 芦屋病院への市からの繰出金は積み上げ方式によって決めておられるということで、病院の課題がはっきりとつかめて繰り出しておられるということで、これはいいことだなというふうに思いました。
 地方交付税が来年度からなくなるということもあるので、こういう計算でやっておられたらちょっと問題かなと思いましたけど、積み上げ方式ということで安心をしました。
 それと、芦屋病院の経営は、非常に何ていうか安定的に努力をされておられるというふうに--今回いろいろ調べてみまして、診療科もそろってない中で、がんとか緩和ケアとかの特徴が数値に出てきているというところで、改めて御努力に感謝したいと思います。
 心配しました時間外勤務手当なんですけれども、名ばかり管理職というような事態はないのでしょうか、ちょっと確認させていただけますでしょうか.

議長(畑中俊彦君) 阪元病院事務局長。

◎病院事務局長(阪元靖司君) そのようなことはございませんで、一定、大体、研修医から6年ぐらいたちますと常勤ということで、その時点で医員という立場になりますが、その方々の割合が当院としては今、非常に少ない状況でございまして、総務省のほうが出されております年間の超過勤務につきましては、そのときの超過勤務を医師全体の数で割っていくという形になりますから、もちろん存在している月もございますし存在してないときもあるというところで間違いはございません。
 ただ、じゃあ全くゼロかと言われますと、例えば宿直とか日直を行っていただきました場合には、それを宿日直手当のほうで対応しているというところでございます。
 以上でございます。 

○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) その宿直とか日直の手当を確実に出しておられる。過去に奈良県で医師の残業代が問題になっておりましたように、先ほど申し上げた名ばかり管理職の事例があったことと、あとは手当の範囲を決めてしまって、本来なら時間外勤務で計算される手当もあるけれども、それを計算していなくて、労働基準監督署のほうから是正命令が出されたというような事例がありますが、全くないということでよろしいでしょうか、もう一度確認させてください。

○議長(畑中俊彦君) 阪元病院事務局長。

◎病院事務局長(阪元靖司君) 基本的には正しく超過勤務処理のほうがなされているというふうに考えてございます。

 

○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子) これからの病院というのは、本当に診療報酬で加点を狙っていかないといけなくて、看護師さんもそれから事務局もお医者様も一体となって、病院の経営という視点でもって、また市民への良好な医療提供をしていかなくてはならない時代になっておりまして、本当に芦屋市になくてはならない病院として、今後も頑張っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

 それから、富田砕花旧居のことなんですけれども、年間にきちっと保全をしていく費用は確保されているというふうなお答えだったかと思います。
 耐震化のときにかなりの予算が余っていて、耐震化にそれを使うわけですから、せっかく耐震改修するし、リニューアルオープンもしていくんだから、このときに全部気になるところは直してしまおうというような視点がなかったのは、形としてあらわれているわけですので、このあたりについては十分に反省していただきたいと思います。
 つきましては、私は遠慮してというか、雨戸ということを言いましたら、雨戸に付随する上枠、下の敷居、そしてそれを支える柱、それが全てそろって初めて雨戸の機能が果たされるわけですし、ここにはガラス戸と雨戸と網戸という3種類の戸が引き戸としてあるんですが、今回ちょっと指摘をさせてもらった中で直されていたのは、雨戸の塗り直しだけだったんですね。かなり百歩ぐらいゆずってるんですけど、本来ならば西側の雨戸も私はそれはされていたと。実はあそこは壁ではなくて雨戸で、開閉ができることになっていたわけです。それが老朽化がひどくなったので、雨戸の取りかえは要らないんじゃないか、ここは奥に入っていくところで見学者はこんなところ通らないだろうというので、打ちつけてしまって、雨戸の機能をなくして壁の機能だけにしてるんです。
 私は、質問の冒頭に短歌を披露しましたけれども、南側の開口部と西側の雨戸だったところの開口部を通って、その屋内に風が流れ込む。そうして生活の質を保っていた。富田砕花さんがあそこでいろいろな執筆をされたり暮らしておられる状況を訪ねてきた見学者がじっくりと全てを味わおうとした場合に、あそこは雨戸であるべきなので、今後、続けて補修をされていくのであれば、予算化をして、きちっと雨戸として直してほしいと思います。
 それで、現在、雨戸の塗りかえだけをやって終わっている南側は、雨戸もガラス戸も見学者がちょっと寄りかかったり、お庭を見るのにちょっと力を入れて手で押したりすると外れる状態になっています。今現在どうされているかというと、そこに中厚紙を折り畳んで、枠から網戸もガラス戸も外れないようにしておられます。その網戸も非常に何ていうか、まあ見ていただいたらいいんですけど。網戸は破れておりませんから網戸の機能はしています。
 この原因は何かなと思って見ておりましたら--あ、雨戸についてもう一つ言います。一番西まで雨戸を閉めます。そうすると、勝手に外側に倒れてきます。だからそこも丁寧に倒れてこないように注意をしながら雨戸を閉めていくわけですね。1日1回あけ閉めという行為があるわけです。管理人さんは雨戸をあけて見学者を迎い入れ、見学者を送り出して雨戸を閉めてお帰りになるわけです。
 その雨戸のあけ閉めに苦労をしないといけないような状態は正しくないと思いますので直していただきたいですし、なぜ雨戸が倒れてくるのかというのを見ましたら、下に礎石、土台石があって、その土台石が地面にめり込んでいました。ですから、その土台石の礎石と床上の敷居を支えている敷居の下にある横木との間に「つか」という名前の木が挟んであるんですけれども、それが下がっているために敷居全体が下がっています。それで雨戸もガラス戸も網戸も下手をすると外れて倒れてしまうという状況になっています。
 そしてレールを見てきました。丸いお箸を挟み込んであけ閉めしておられた部分については、新たに真鋳のレールが置かれていましたので、そこの部分に関してはオーケーでした。箸が要らなくなっていました。
 ですけれども、雨戸全体を見た場合、あの開口部で、見学者の方があそこの何ていうか上がり框というのかな、その敷居のところに腰をかけられてお庭を見られる、そういう方が本当にたくさんいらっしゃいますので、時を見て余り遅くならないように、きちっと修理をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 川原社会教育部長。

◎社会教育部長(川原智夏君) 富田砕花旧居の細部まで、いつもごらんいただきまして本当にありがとうございます。
 今回の改修に関しましては、改修を見積もった時点では、そのたわみ等についても確認されていない部分もございました。ただ、リニューアルオープンの後、非常にたくさんの方に来ていただいておりまして、リニューアルオープンの開始をする前の年度と比べますと約2倍の方が来られています。そういった中で、特に縁側については、あそこを玄関のようにお入りいただいてお使いいただく方も多いですので、そういった使用の中で木造ですので、たわみ等も出てきていると思います。
 今後もこちらの建物につきましては、管理に関しまして注意深く見てまいりまして、必要な箇所は補修をしていきたいと思っております。
 以上です。

○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) 大工さんに見てもらわれたと思うんですけれども、敷居が下がっているところを直すには大変たくさんのお金がかかるようなことをおっしゃっていたと聞きました。でも、この修復というのはそんなに大層なお金がかかる修復ではないんです。
 日本家屋というのは、こういうところは雨もかかりますし移動をするものですから、日常生活の中で修復をしながら昔の人たちは暮らしていたので、今そういう大工さんがいらっしゃらないのかもしれませんが、これは日曜大工でもできます。ですから、この工事費の見積もりの場合には、しっかりと余り高いお金を使わないように注意してもらいたいなと、これは老婆心ながら申し上げておきます。
 今、下水道管に木の根が生えていて割れていますよね。そこでうまく水が流れていなくて、上のところがちょっとぶかぶかになっていたところは、木というか花を植えていただいて、こんもりとした緑になっております。ちょっと専門家の方に聞いて調べてもらいましたら、ここはこのままでもいいよというお話でしたので、そこはいいのかなと思います。
 ただ、横側の締め切りの壁になっている雨戸の近くに、雨水なのか汚水なのかわからない箇所があります。そこでボウフラが発生するので、今、紙のテープを張って、その上から木の皮とか草とかをかぶせて不自然に見えないようにされておられますが、あそこも手当てをきちっとしてください。
 あの汚水なのか雨水なのかわからないものがどこを通って排出されているのかもわからないようです。隣のおうちに流れていっているのではないかなというお話を何年も前から聞いておりますので、この際ですので下水がどうなっているかも調査して、手当てをしていただけたらうれしいです。いかがでしょうか。

○議長(畑中俊彦君) 川原社会教育部長。

◎社会教育部長(川原智夏君) そのほかも含めまして必要な箇所につきましては確認をいたしまして、修理が必要であればしていきたいと思っております。

議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) よろしくお願いします。
 それから、私はヒアリングの中でちょっと気になったことがありました。富田砕花旧居というのは展示棟があって、富田砕花さんが住まわれていた居室というものを見せていただくけれども、見学者がその横とか裏に回って見に行くというようなことは全然想定しておられないようで、バックヤードというんですか、あれは見せるものではないという感覚でおられるようですけれども、富田砕花に興味があって来られる方は、富田砕花がここでどんな暮らしをしていたのかと。自然と親しんでロックガーデンに何回も行っていた、もしかしたら芦屋の山に生えている、そういった山野草なんかも植えていたかもしれない。これは富田砕花の研究の一つかもしれませんけども、そういった想像力をたくましくして、記念館、展示館だけではなくて、全体を一つの記念の文化施設として扱っていただきますようにお願いをして終わりますが、そのバックヤードといいますか、全体を捉えるという考え方について御意見があれば伺っておきます。

○議長(畑中俊彦君) 川原社会教育部長。

◎社会教育部長(川原智夏君) 建物、それから庭全体が旧居であると認識をしております。しかしながら、来館者の方を迎えるに当たりましては、安全に見守ることも必要と思っております。裏のところは御承知のように井戸があったり物置があったりしておりますので、公開対象ということにはしておりませんが、ただ、今、柿の木をごらんになりたい方もいらっしゃいますので、管理人が御案内をするようにして、安全に見ていただくようにいたしております。
 以上です。

○議長(畑中俊彦君) 山田議員。

◆10番(山田みち子君) よろしくお願いします。
 終わります。ありがとうございました。

○議長(畑中俊彦君) 以上で山田議員の一般質問を終了いたします。