平成28年 11月 建設公営企業常任委員会 ー11月16日ー

○(山田委員長) おはようございます。ただいまから建設公営企業常任委員会を開催いたします。
 本日の審査は、お手元にお配りしております委員会資料のとおり進めたいと思いますが、よろしいでしょうか。
     〔「異議なし」の声おこる〕

○(山田委員長) それでは、早速調査に入ります。
 閉会中の継続調査事件となっておりますJR芦屋駅南地区についてを議題といたします。
 本件については、当局から報告したいとの要請がありましたので、説明を受けるものです。
 それでは、当局の説明を求めます。

◎(山城都市計画・開発事業担当部長) 本日はお忙しい中、所管事務調査をお開きいただきまして、どうもありがとうございます。
 まず、冒頭から申しわけございませんが、このたび委員会説明資料を配付させていただきましたが、その後一部について差しかえをさせていただきました。御迷惑をおかけいたしました。今後、このようなことがないよう、しっかりと資料については確認をして進めてまいります。申しわけございませんでした。
 それでは、補足説明に移りますが、JR芦屋駅南地区のまちづくりについては、本年8月の当調査におきまして、計画検討の状況、また、基本計画案に係る市民意見募集の実施について説明等をさせていただきました。その後、8月末から9月末までの間で市民意見募集を行いました。市民の皆様からいただいた御意見、また、市の考え方について、配付をさせていただきました資料に基づきまして説明をさせていただきます。
 また、地元のまちづくり協議会及びJR西日本など、関係機関との協議状況、また、今後の予定などについても報告や説明をさせていただきます。
 詳細につきましては、鹿嶋都市整備課長から説明をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。

◎(鹿嶋都市整備課長) まず初めに、8月3日開催の当委員会におきまして説明をさせていただきました、JR芦屋駅南地区のまちづくり基本計画(案)に係る市民意見募集の結果について報告をさせていただきます。
 資料1ページをごらんください。
 市民意見募集を行った期間でございますが、平成28年8月25日木曜日から、平成28年9月26日月曜日までの1カ月間で実施しております。閲覧場所といたしまして、市ホームページでの閲覧とあわせまして、市役所東館2階都市整備課をはじめまして、市内8カ所の施設で閲覧を行っております。
 なお、各施設からの資料の配付が40部、あと、ホームページをごらんいただいた回数が368回でございました。
 また、市民説明会といたしまして、9月9日金曜日、午後7時からと、9月10日土曜日、午後2時からの2回開催しまして、9日につきましては8名、10日については21名の方に御参加いただいております。
 御意見の提出方法につきましては、市役所への持参、郵送、ファックス、また、ホームページの御意見専用フォーム、Eメール等で受け付けをさせていただいております。
 提出いただきました意見とそれに対する市の考え方につきましては、資料3ページ以降にまとめております。
 資料3ページをごらんいただけますでしょうか。
 全体としまして、13名の方から49件の御意見をいただいております。提出方法の内訳といたしまして、文書での提出が3名、Eメールでの提出が10名でした。
 それぞれいただきました意見を表にまとめております。表の見方といたしまして、一番左側が通し番号、その隣が基本計画(案)の該当箇所、真ん中に実際いただいた市民からの意見の概要を書かせていただきまして、その右側に取扱区分といたしまして、その御意見の取り扱いの方法を区分化したものを書いております。
 取扱区分につきましては、表の欄外の上段のほうに書いておりますように、Aとしまして意見を反映したもの、Bとしまして実施に当たり考慮していくもの、Cとしまして原案に考慮済みのもの、Dとしまして説明・回答にとどまるものという形で区分をさせていただいております。
 表の右側に市の考えとして内容を書かせていただいております。
 結果といたしまして、取扱区分Aは今回0件、Bが2件、Cが10件、Dが37件ということになっております。
 いただいた御意見に対する全ての個別の説明につきましては、時間の関係もありますので省略をさせていただきますが、主な御意見について少し触れさせていただきたいと思います。
 まず、全体にわたっての御意見ということで13件の御意見をいただいておりますが、そのうちの通し番号4番、御意見として、「人口減、空き家増加の背景で、戦後70年の計画がなぜ今でも必要か。開発区域が拡大された理由は何か。第二種市街地再開発事業の区域要件である都市再開発法第3条の2第2項のイの状態(密集地の為、災害発生のおそれが著しく、環境不良である)の区域ではないのに事業をするのか。希少な地「主要駅前即の戸建て(商店)は当地だけで唯一高価値」、長い生業の街をなぜ壊すのか。」といったような御意見でございます。
 それに対します市の考え方でございますが、「本市は、これまで良好な住宅都市として発展してきましたが、将来の人口減少への対応を図り、本市の魅力を更に高めていく必要があります。
 そこで、本市の南の玄関口としてふさわしい、また、交通の利便性・安全性の高い、住宅・商業・公益の機能を備えたまちにするため、このまちづくりは必要であると考えております。
 事業手法については基本計画(案)P27(5)「具体的なまちづくりの手法」に記載のとおり、「地区整備方針」及び「まちづくりコンセプト」の実現、また、地区内権利者の方々の生活再建を可能にするため、駅前広場と再開発ビルを一体的に整備する必要があると考えており、都市再開発法第3条の2第1項第2号ロに基づく第二種市街地再開発事業によって推進していく考えとしております。」ということにしております。
 続きまして、資料4ページをごらんください。
 同じく、全体にわたる御意見といたしまして、通し番号の6番ですが、「JR芦屋駅南は、バス・乗用車・自転車・歩行者が錯綜する状況から、都市計画決定にあるように、駅前広場の整備は理解できる。」といった御意見がございました。市の考えといたしましては、「駅前広場については、交通結節点として必要な機能を確保し、安心安全で利便性の高いものとして計画してまいります。」としております。
 また、通し番号の9番ですが、「バブル期のような大規模再開発には反対する。今の時代にあった、人口減少をふまえた必要最低限の開発に留めるべき。最低限必要な用地のみ買収し歩道と交通広場のみ整備するべき。」といった、開発規模に対する御意見がありました。それに対する市の考え方といたしまして、「本市の南の玄関口としてふさわしい、安心安全で利便性の高い、魅力あるまちづくりの実現に向けて、必要な区域を設定し、整備を進めていきたいと考えております。」と書かせていただいております。
 次に、資料6ページをごらんください。
 第1章の(2)、事業範囲に関する御意見として、6件の御意見をいただいております。
 そのうちの通し番号の17番、「基本計画(案)の地区の設定は、南に向かう駅前線を整備の重点として考えているが、駅前広場としては、駅前広場東線・駅前広場西線についても交通処理を考えていかねばならない。即ち、南に向かう中央線に加えて、駅前広場東線・駅前広場西線を対象区域として、事業範囲を設定すべきである。」といった御意見がございました。市の考え方といたしましては、「駅前広場東線、駅前広場西線及び中央線は、既に整備が完了しており、事業範囲には含めておりません。」ということにしております。
 次に、資料7ページをごらんください。
 第2章の地区の概要の(2)上位計画に関する御意見として、3件ございます。
 通し番号の21番では、「基本計画(案)P8(芦屋市創生総合戦略抜粋)のシミュレーションにおける総人口推移について、平成37年頃をピークに減少するようであるが、人口減少とともに商業も衰退することが想定される。」といった御意見をいただいております。市の考えといたしまして、「本市の人口は、平成37年をピークに減少基調に転じ、平成67年には8万人を下回ると見込まれています。
 「芦屋市創生総合戦略」では、平成72年に人口規模を8万6千人以上とすることを目指しており、その取り組みの一つとして、本地区において、本市の玄関口としてふさわしい、住宅・商業・公益・交通の各機能を備えた魅力あるまちづくりを推進してまいります。」としております。
 次に、第4章の地区整備の基本方針の(1)、地区の現状と課題に関する御意見といったものが6件ございました。
 ページの一番下、25番ですが、「基本計画(案)P17の「まちなみに関する状況」に「駅前線沿道に賑わい機能が不足している」とあります。賑わいは駅北にすでに整備されています。現状、駅南は静かな住宅地のはずである。この静かな環境を壊さないで頂きたい。」といった御意見がありました。市の考えといたしまして、「本地区は「住宅地」を基本とした地域であることを踏まえ、主として「生活利便」のための商業機能の導入が望ましいと考えており、住環境に配慮したまちづくりを進めてまいります。」としております。
 次に、資料9ページをごらんください。
 第4章の(3)といたしまして、地区整備の方針に関する御意見が9件ございました。
 通し番号の32番では、「駅前線は常に歩行者が事故に巻き込まれる危険を孕んでおり、これまで応急的対処をしてもらっているが抜本的として「無電柱化」「専用歩道確保・拡幅」を急ぐべきである。」といった駅前線の安全確保に関する御意見がございました。市の考え方といたしまして、「駅前線については、無電柱化を図ることとし、両側に歩道を設置するなど、歩行者等の交通安全を確保してまいります。」としております。
 次に、資料11ページをごらんください。
 第4章の(4)まちづくりのコンセプトに関する御意見でございます。
 4件いただいておりますが、通し番号の42番では、「生活利便の商業機能を重点に考える(3)そしてまちの玄関としての交流、文化面に重点を置く(4)この2点こそ、決して広くないこのエリアでそのアイデンティティを打出すべきものと云える。若干利用しにくい位置にある現在の美術館、図書館などを補完するもの、あるいはルナホール等にはないホール機能など文化面に重きをおいた施設整備に力をいれるべきだと考える。保育等の育児又は高齢者の憩える施設も勿論の事です。」といった御意見をいただいております。
 また、別の方からは、「図書館が駅から遠すぎ、大原図書館も古い感じなので再開発ビルに入ると嬉しい。明石駅南の再開発ビルも、図書館と子育て施設が入り屋上庭園が出来とても良くなるとの事である。」といった、導入する公益機能に関する御意見をいただいております。
 市の考えといたしまして、「公益機能として「多世代交流」、「健康・文化」、「情報発信」などを導入することとしており、地域の人たちが自然に集まるような施設づくりを目指してまいります。」としております。
 市民意見募集につきましては、以上のような内容でございます。
 次に、地元まちづくり協議会との計画検討状況について御報告させていただきます。
 資料戻りまして、2ページをごらんください。
 平成27年度は計画検討会を15回開催いたしまして、延べ253名の御参加をいただいております。
 今年度、平成28年度につきましては、これまで計画検討会を8回、地権者様のお集まりとして地権者部会を2回開催いたしまして、駅前広場計画でありますとか、施設計画として再開発ビルなどの検討を行ってきており、総会を合わせまして、延べ173名の方の御参加をいただいております。
 資料の後ろのほう、まちづくり協議会NEWSといったものをおつけしております。
 資料14ページをごらんください。
 現在の計画検討の内容でございますが、この14ページの下に、通過型計画案とロータリー型計画案といった2つの図がございます。図の上側が北側でありまして、JR芦屋駅が上のほうにあるといったことで、下の青色の四角で書いております部分が再開発ビルでございます。
 市としまして、交通結節機能の強化、また、利便性、安全性の確保という観点から、右側にありますロータリー型で進めていきたいということで地元の皆様に提案させていただいております。
 続いて、次の資料15ページをごらんいただけますでしょうか。
 ここでは、JR芦屋駅が橋上駅ということを生かしまして、歩行者の安全性の確保と駅前でのにぎわいの創出や憩いの空間づくりとして、駅舎と再開発ビルを駅前広場の上空で結ぶといったことを検討しております。
 次の資料16ページでございますが、こちらに駅前空間整備の案ということで、案1から案3までを掲載しております。
 まず、(案1)といたしまして、シンプルに駅と再開発ビルを結ぶ案、(案2)といたしまして、駅前広場の全面にデッキをかけて、人が集える空間とする案。また、(案3)としまして、案1と案2のちょうど中間といったような、案2より少し小さなたまりの空間をつくる案の3つ。それぞれの特徴を少し誇張したような極端な絵としておりますが、今後、こういった駅前空間の整備についても検討を深めてまいりたいということで考えております。
 以上、簡単ではございますが、現在の検討状況でございます。
 次に、JR西日本との協議状況でございます。
 資料戻りまして、資料2ページをごらんください。
 平成28年度は、これまで協議の場を5回持っております。直近の協議といたしましては、11月7日に行っております。
 資料の一番最後の18ページに、JR芦屋駅の簡単な図面をつけておりますので、ごらんください。
 JR芦屋駅は、現在エレベーターはあるものの、エスカレーターが設置されておりません。本市からは、特に利用者の利便性の向上のため、図の中央部分にありますコンコース、これの北側と南側へのエスカレーターの設置、また、改札を入りまして、プラットホームへのエスカレーターの設置を要望しております。
 なお、コンコースの南側、計画検討を進めております駅前広場計画に関連しまして、現在あります駅施設でありますとか、階段、エレベーターが支障となってきておりますので、そういったことも含めて駅の改良ということで協議を行っております。
 また、駅西側の老朽化した保線区の建物への対応でありますとか、駐輪場整備に向けた検討もテーマとして取り上げて、協議を行っております。
 現在、JR西日本からは社内で検討を行っているということで聞いておりますが、具体的な考えでありますとか、計画というのはまだ示されておりませんが、今申し上げたことについて繰り返し要望を行いまして、協議を継続してまいりたいと考えております。
 最後に、今後のまちづくりの進め方でございます。
 今回、まちづくり基本計画(案)につきまして市民意見募集を実施いたしましたが、今後、この基本計画に基づきまして、市街地再開発事業の都市計画素案の作成を行ってまいります。その後、市民への説明会を実施したり、都市計画審議会への事前審ということでの御説明、そういったことを順次行ってまいりたいと考えております。
 説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○(山田委員長) ありがとうございました。
 ただいまの報告に対して、質疑はございませんか。

◆(いとう委員) 御説明ありがとうございました。
 パブリックコメントのことについてお尋ねをしたいなと思います。今回、通常ほかの所管なんかでやっているパブリックコメントよりもたくさん御意見もいただきましたので、それだけ注目を浴びているんだろうなと思うんですけれども、この取り扱い区分を見ますと、Aの取り扱い区分になっているものは0件で、Bの実施に当たり考慮するというのが2件、あとはCとDになっております。一つには、まだ計画に余り賛成していない、反対の意見があるからパブリックコメントで載せているという方もいらっしゃると思うんですけれども、このパブリックコメントを行う時期についてはどのように思っておられますか。

◎(鹿嶋都市整備課長) 今回のパブリックコメントにつきましては、まちづくりの基本的な方向性ということで基本計画(案)というものをまとめて、パブリックコメントを実施させていただいております。先ほど、地元の方との協議の状況というのも御報告させていただきましたけれども、レベルの違いというのは少しございます。
 ただ、今後、実際に都市計画の素案ということで取りまとめを行っていくんですけれども、それにつきましては、やはりこの基本的な計画、まちづくりの方向性というものは、きちんと市民の皆さんのお考えを確認したいということでパブリックコメントを実施させていただいておりますので、今回の時期で適切であるのではないかと考えております。

◆(いとう委員) わかりました。
 せっかく今回パブリックコメントに参加していただいた方が、またこの事業であったり、ほかの事業であったりしたとしても、また参加していただけるような対応というか、そういうものをお願いしたいなと思います。
 先ほどの私の発言とちょっと矛盾するんですけれども、逆に、JR芦屋駅南地区の再開発事業が進んでいるということを知らない市民の方も多いような気がするんですけれども、このあたりはいかがでしょうか。

◎(鹿嶋都市整備課長) どこまで広く市民の方に御認識いただけているのかというところは少し把握できていない部分があるかもわかりませんけれども、今後の都市計画の手続の中でも、市民への説明会というものも予定をしております。その後、都市計画につきましては、縦覧手続であるとか、計画を広く市民の方にお示ししていく場というものがございます。そういったことについては、ホームページでありますとか、広報でしっかりと周知していきたいというふうに思っております。

◆(いとう委員) わかりました。全体のスケジュールとしまして、この事業はスケジュールどおりに進んでおりますでしょうか、確認させてください。

◎(鹿嶋都市整備課長) 現在、我々が考えております大きなスケジュール感といったところでいいますと、今後、都市計画の素案の取りまとめを行いまして、できましたら、年度内に都市計画決定の手続に進みたいということを目指して、今取り組みを進めているということでございます。
 ただ、今、地元の方々からも全てが賛成ということではなく、いろいろとパブリックコメントでも御意見をいただいているという状況ですので、そういったことについてきちんと説明を行っていくということを前提に、そういったスケジュール感で進めていきたいということで考えております。今、我々が考えているスケジュールどおりに何とか進めるように、鋭意努力をしておるというところでございます。

◆(いとう委員) もともとのスケジュールを私が確認してくればよかったんですけれども、長期財政収支見込みとか総合計画にも入っていると思うんですけれども、そこのスケジュールと比較すると、いかがでしょうか。

◎(山城都市計画・開発事業担当部長) この事業を再開させていただいたのは、平成23年度に交通量調査等をさせていただきました。その当時から比べますと、数年おくれているというようなことかと思うんですけど、これは我々のいろんな事業進捗、それから、地元の皆さんとのいろんな検討状況、この中でその都度スケジュールを見直してきょうに至っているということになってます。
 もう一つ、長期財政収支見込みのほうは、平成32年度に一旦は完成というような予定にしておりますが、そのとおり今後動くかどうかというのは、まだ都市計画の手続に入っていないものですから、明確にはできないという状況でございます。
 よって、きょうお配りした資料の、印刷している文字としては、明確な数字も載せることができないというか、載せていないというような状況ですので、今後の進捗状況をちゃんと見て、計画を進めたいと思います。

◆(いとう委員) わかりました。丁寧にやっていただいているのは、ここからもすごく読み取れることは読み取れるんですけれども、一定計画というのはほかの事業との兼ね合いもあって、じゃあこの時期にしましょうということもやっていますし、待ち望んでいる方もいらっしゃいますので、余り大幅におくれが出ると、ちょっとそれはそれで問題なんだろうなというふうに思いました。
 最後の質問なんですけれども、JR西日本との協議なんですけれども、駐輪場のことであったりだとか、エスカレーターのことであったりだとか、話し合いを進めておりますということだったんですけれども、感触としてはどうですか。いいお返事の方向に向かっているんでしょうか。

◎(鹿嶋都市整備課長) JR西日本との協議状況ですが、今御説明させていただきましたけれども、社内のほうで検討していただいているという状況です。先ほど申し上げた我々のスケジュール感、そういったところもきちんとお伝えしておりますので、それに合わせるような形で進めていただけるよう強く要望しておるといったところでございます。

◆(いとう委員) 社内で検討していただいているということなんですけれども、その検討は前向きな検討なんでしょうか。やっぱり、エスカレーターのことであるとか、そういうことを我々議員は常に御要望をいただいていまして、そのたびに、開発のときに一緒にお願いをしているんですよということは言っているんですけれども、手応え的にはどんな感じなんでしょうか。

◎(山城都市計画・開発事業担当部長) 手応えといいますか、明確にはなかなか御返事できない部分もあるんですが、社内での御検討をされておりまして、社内での検討が終了次第、我々のほうにもいろんな計画案が示されるというように思いますので、そういったことがなされた段階で、いろんな場で説明とかをさせていただきたいと思います。
 感触は、我々市のほうも、それから市議会のほうからも、重ねて要望があるということも、常に、毎回伝えておるわけでございまして、そのことについてはJR西日本として十分に受けとめられているということは、どの会の協議においても、それは感じているところでございます。

◆(いとう委員) 済みません、ちょっとしつこいようなんですけれども、今の部長のお答えだと、毎回芦屋市からはお願いをしているけれども、わかりました、やりましょうという返事がもらえていないということなんだろうと思うんですが、何が問題になっていて、向こうとしては慎重に検討されているんでしょうか。

◎(山城都市計画・開発事業担当部長) こういったエスカレーターとかエレベーターの整備については、市とともにJR西日本、また、国庫補助事業も活用しながらということがここ最近よくやられている事業手法でございまして、そういった事業の内容、こちらは国費をいただいたとしても、市も一定の負担をするような内容でありますし、もう一つ、JR西日本としての負担もあるということもございますので、JR西日本としての社内的な財政的なこと、それから、ほかの駅とのいろんなバランスとか、いろんな計画とかもあるかと思うんですけれども、そういったことで、長期間にわたってJR西日本社内で調整をされているということでございます。 わかりました。一旦、質問をやめます。

○(山田委員長) ほかに質疑はございませんか。

◆(畑中委員) 大変長くかかって、御苦労には敬意を表しますけれども、きょうも多くの方が傍聴に来られていますけれども、粛々と進めていっていただいていることには感謝をしますが、今、地権者の方が、こういう計画に対して変わられた部分があって、中でその方がこのまちづくりには反対だというような声が聞こえてくるんですが、今の状況はどういうふうになっているんですか。

◎(鹿嶋都市整備課長) 今地元の方の御意向を、10月に入りまして1件、1件お伺いしながらお聞きしているということも行っております。事業についてのそれぞれのお考えというのがやっぱりございまして、早くやってほしいという方もいらっしゃれば、パブリックコメントにありましたように、このまま今の静かな環境を残してほしいといった両方の御意見が出ております。
 ただ、この事業につきましては、市としての必要性というものは間違いなくあるということで我々は進めておりますし、広く市民の方からも求められている事業であるということですので、そういった事業の必要性についてはしっかりと説明を行っていって、御理解・御協力をいただけるように進めていきたいというように考えております。

◆(畑中委員) JR芦屋駅の平面図で、JR西日本とのあれで見せてもらうと、まず北側にモンテメール西館と本館がありますが、これはJR芦屋駅北側の再開発事業には入らず、後からつくった部分ですよね。これは間違いないですよね。
 だから、北側のまちづくりをするときに、このJR芦屋駅の敷地内も含めてやっていないのが、JR芦屋駅北地区の大失敗のまちづくりにあると私は思うんです。モンテメール本館の搬入口はめちゃくちゃな場所にあるじゃないですか。交差点から5メートルぐらいのところに入り口があって……5メートルもないね、角やね、もう入り口が。そういうまちづくりをしてきたという反省がまずなくて、今度のJR芦屋駅南地区のところに駅施設があって、階段のところにエスカレーターをつけていただくんだよじゃなしに、開発事業自体にここのエリアも全部含んだ中でやっていただかないと、まちづくりなんてできないと思う。
 僕はこれを常々言ってきていて、だからJR西日本の協力が必要ですよと言ってきたんだけど、前の図面を見ると、駅からJR西日本さんが好きなものを建てながらでも駅前広場ができて、再開発ビルがもっと南側にできるというような図案になっているわけでしょう。パブリックコメントの中にもあったけど、JR芦屋駅の敷地も開発の中だから、そこの場所に開発ビルをもっていけば、もっと南側は住宅地としての場所の取り方もできるでしょう。そういった発想をなぜ取らなかったんですか。それを、もし今からJR西日本に話をしてますといったって入りっこない、ここはJR西日本が自由につくれる場所という判断になっちゃうんじゃないですか。

◎(鹿嶋都市整備課長) 今、我々が考えております駅前広場の計画なんですけれども、資料14ページの下のロータリー型計画案という図をちょっと見ていただきたいと思います。
 図の、肌色のような色で書いておる部分までが、市としては再開発のエリア--駅前広場として整備をしたいということで考えておるエリアでございます。
 先ほど、JR西日本との協議状況の中で少し触れさせていただいたんですけれども、今、我々が色を塗っている部分の下に、少し薄い線で書かせていただいているんですけれども、今あるJR芦屋駅の施設であるとか、南側におりていく階段、そういったところのエリアも含めて、今回市の駅前広場として整備をしたいということで、この図をもとにJR西日本に申し入れを行って協議を進めておるという状況でございます。ですので、こういったところについて実施がされるということになれば、エスカレーターをつけるということ以外に駅の改良というのも必然的に出てくるということでございます。それにつきまして、今JR西日本の社内で検討を進めていただいているということでございます。

◆(畑中委員) なかなかJR西日本の情報等、守秘義務もあるでしょうし出せないでしょうけど、どう考えたって、今の答弁の中でも、皆さんが危惧されるエスカレーターがつくのは当たり前のことやし、つけてくれるやろうと。それはもう確信はしているんですけど、ここまできたらつくんだと。ただ、それは開発が伴わなければ前に進まないわけで、おくれればおくれるほど市民の利便性もあれになると。
 一つは、やっぱり地権者の方の問題もありますし、JR芦屋駅前のところでの芦屋市民の玄関口としての位置づけもあるから、非常に難しい問題だと思うんですけれども、全体の中で玄関口としての位置づけというものを、今のうちにしっかりと認識していただきたいと。芦屋市が今までなぜきれいな町であるのか、住宅施策においていろんなことで協力していただいている、霊園事業にあっても皆さん方が協力してくれた、一部の方が辛抱して協力していただいた、その結果、この芦屋市のすばらしいまちづくりがあるということを、いま一度行政側も再認識していただいて、住民の方を説得していただく、協力していただく、その体制をもって芦屋市全体の玄関口となるような、すばらしい企画で、特にJR西日本をいち早くもっと中に入れるように努力してください。我々も外のほうから、国会とか議員とか、そういうところで動いていますので、よろしくお願いします。頑張ってください。ちょっと意気込みを言ってください。

◎(山城都市計画・開発事業担当部長) JR西日本との協議なんですが、こういったJR西日本の敷地を含めたことについても、この都市計画決定を行っていく上では必ずJR西日本との合意といいますか、JR西日本の了解といいますか、協力がなければ、こういった図面にあるようなロータリー型計画案が描けないということになりますので、これは何度もJR西日本と協議をして強く要望してますので、再度協議の場がありますので、その場でもお伝えをしていくということにさせていただきます。

○(山田委員長) ほかにございませんか。

◆(平野委員) 都市計画審議会でも発言させていただいているので、ほかの委員の方からの発言を先にしていただいたらと思いましたが、ないようだったらさせていただきますが、よろしいですか。

○(山田委員長) 皆さんはございませんか。
 では、平野委員、どうぞ。

◆(平野委員) 今申し上げましたように、都市計画審議会でも意見を述べさせていただいたわけですけれども、一つは、パブリックコメントについての市の回答ですね、今回指摘をさせていただいたところも含めて、改善の跡が見えるのは評価させていただきたいというように思います。
 まだ不十分なところや、ちょっと気がかりな点はありますけれども、今回のJR芦屋駅南地区のまちづくりについてのパブリックコメントでの意見を通して、パブリックコメント全体のあり方についても申し上げたわけですけれども、重ねて指摘はしておきたいというふうに思います。
 パブリックコメントはそれぞれの対象になっている案件について市民意見を求めながら、徴取をして、そして、市民意見公募だけれども、聞くだけではなくて、それに対して市の考え方を伝えることによって理解も深め、また、それだけで終わらずに、このパブリックコメントの回答の中にもありますけれども、引き続き御意見を聞いていくわけだから、ある意味市民とのキャッチボールをする1つのツールとしてのパブリックコメントだと思うんです。だから、市の考え方を伝えたらそれで終わりというような回答のあり方というのは、下手すると、パブリックコメントでの意見のキャッチボールを通じて信頼関係を深めるべきものが、逆に市民の信頼を損なうということになりかねない。従来のパブリックコメント、JR西日本のことではなくて、ほかの施策ですね、それらのパブリックコメントを見ると往々にしてそうなっていたというのが非常に気になっていたところです。今回、改めてそういう点も含めて指摘をさせていただいて、言い方が悪いけれども、キャッチボールじゃなくて、バットで球をどこかに飛ばしてしまっただけみたいな回答になっているのはよくないということを申し上げた点について、一定の手直しはされているということは評価をさせていただきたいと思いますし、今後もそこは十分に気をつけて、何のためにパブリックコメントをやっているのかということを踏まえて、回答のほうは市民の意向をしっかり酌み取って返せるような内容にしておかないと、それを通じて信頼関係を深めるというのが基本だと思いますから、重ねてお願いしておきたいと思います。
 それから、このパブリックコメントの中でも出されてましたけど、私も気がかりなのは、都市計画決定……これから素案を検討して決定という手続に入り、その後、事業計画ということになるわけでしょうが、資金計画というのは、後々また考えますねんというような、例えば11番のところでは、全体の予算についてのパブリックコメントでのお尋ねがあって、事業計画を策定していく中で、この事業費については長期財政収支見込みに反映させるとか、財政状況を十分に確認しておくとなっているんですけれども、都市計画決定をするそのときにおいて、やはり事業費がどうなるのか、あるいは、資金計画がどうなるのかということは、おおよそのところはやっぱり判断材料としてしっかり提示していくということが必要なんじゃないかなと思うんですよ。手続的には、都市計画決定、事業計画の段階で資金計画が出てくるのかな、その辺もちょっと確認はしておきたいと思うんですけれども、今のところ、スケジュール的にはどういうふうな市民への開示というのが予定されているんですか、資金計画というのは。

◎(鹿嶋都市整備課長) 具体的な資金計画につきましては、ここでもちょっと触れさせていただいているように、事業計画を今後つくっていく、その後に管理処分計画をつくっていく、その中できちんとしたものが明らかになっていくということになりますので、やはり時期的には少し後の段階ということにはなります。
 今、長期財政収支見込みでは、総額で約102.8億円だったと思うんですけれども、そういった形で上げておりますけれども、今後計画を進めていく中で、さらなる精査をしながら明らかになっていくという状況でございます。

◆(平野委員) 大体そういうスケジュールが従来の流れとしてはあるんだろうということを踏まえて、先ほどもちょっとお尋ねをしましたけど、改めて確認をしたわけです。その約103億円という事業枠が今ありますけれども、絶対にそれ以下におさまるという保証があるわけでもないということだと思うんです、今のお話では。
 例えば、この図面でお示しをいただいている、あくまでも絵を描いたという段階の3つの案が出ているデッキですね。上は単なる橋だけのデッキだけど、真ん中はJR芦屋駅北側にあるようなペデストリアンデッキですね、要は。こうなると、当然ながら事業費は膨らむわけだから、その事業費が膨らむことは、ここの場合は全面買収方式ということになるので、デッキをつくることで地元権利者の負担がふえるという、そんなことにはならないわけですね。

◎(鹿嶋都市整備課長) この駅前広場の上のデッキにつきましては、道路事業といいますか、再開発の中ということになりますので、地元の方への負担にはならないということでございます。

◆(平野委員) もともとから全面買収するということだから、やられている権利に相応して、当然ながら買収の費用が出されるということとは切り離してデッキができる、でも、これは考えようによっては、市民負担になるわけです。市が持ち出すわけでしょう。だから、地元権利者の方にとって、個々に負担がふえるかどうかは別にしても、広く市民全体の負担がふえるということについて、これは地元の方も当然ながら問題意識を持たれていると思いますけれども、1案、2案、3案によって全市民的にどれぐらいの負担の違いが出てくるのかというようなことも、当然ながら都市計画決定という手続が進む段階に当たっての、一つの判断材料になると思うんです。だから、そういうことも含めて詳細な資金計画というのは、事業計画後ということになるのはやむを得ないかもしれません。
 しかし、大体のところはやっぱり市民に開示をして、一つの判断材料として市民が考えられるというようなことをやっていくということは、可能ではないかと思うんです。従来の手続でいけば、まさに先ほど言われたとおりなんですけれども、それでいくと、都市計画のあり方--今回、JR芦屋駅南地区のまちづくりのあり方についての市民の理解を得ていくという点では、極めて不十分だと思うんです。従来、往々にしてそういうやり方をするから後々問題になってくるわけで。
 だから、できるだけ可能な範囲で、できる限り事前に開示していくと。手続的には、正式な手続というのは法に基づいてやらざるを得ないんだろうけれども。全部法に基づいてやっていればいいということじゃなくて、市民参画とか情報公開とかというのは、法にプラスアルファでいろいろやっているわけだから、今回のことについても、そういうところでの努力を求めておきたいと思います。それはいかがですか。

◎(山城都市計画・開発事業担当部長) 整備内容の検討、それからいろんな事業費の算定、そういったことが可能な段階になれば、きっちり事業費は精査をしていくということは当然のことなんですが、やはり「おおむね」とか「概算」とかいう部分も出てこようかと思います。よって、市民の方々に誤解を招かないように、その計画の内容、それから検討結果、そういったことがきっちりした段階で、必要に応じて皆さんに公表して、この整備に係る事業費が幾らであるかということは明示をしていこうというように思います。
 ただ、そういったことをしようと思いますと、やはり一番大きなやり方というのは、長期財政収支見込みに記載をしていくということになったり、今後のいろんな予算にも反映されるというように今は認識してございます。

◆(平野委員) 誤解を招かないようにするというのは、それはそれで行政の責任として当然だろうと思いますけど、それを口実にして開示できるものをしないとか、あるいは開示する努力をしないとかいうことになってはいけないと思うんです。
 例えば、前に都市計画審議会で申し上げたかな、まちづくり協議会NEWSが出ているのに、なぜ都市計画審議会に参考資料として出さないんだと。きょうの建設公営企業常任委員会には出てるわけだけれども、こういう図面が、前はA案、B案だったかな、審議会委員のメンバーにさえ出そうとしなかったので、「出しなさいよ」と言って説明をしていただいたわけだけれども、これだって誤解を招くといえば招くんですよ。
 しかし、そこを恐れていたのでは、住民の……地元住民という意味だけじゃなくて、市民全体の理解を得ていくということにはならないわけです。やっぱりオープンにして、意見も聞いて検討していくということでこれを出していただいているわけですよね。誤解を招くといえば招きますよ、こんなんになるのかと。そうじゃないですよという、先ほどちょっと誇張してと言われていたように、3つしか選択肢がないのかということじゃなくて、仮に置いてあるわけでしょう。そういう説明さえすればいいわけなんです。
 だから、こういうふうにやるんだったら、例えばこれに対応して費用はどれぐらいになるのかということを、漠としたものを出せると思うんです。図面だけを見せるんじゃなくて、こっちの場合はこれの何倍ぐらいになりますよとか、そんなものは初めてやる話じゃなくて、全部どこでもやっているような話です。大体はわかるわけでしょう。だから、そういうもの示して、地元負担が私は気になるけれども、全面買収方式だったら、別にこの案の違いによって地元負担がふえる、ふえないということにはならないと思うのでね。ただ、市民の負担にはなるわけです、確実に。
 誤解を招かないようにするということを私は否定しているわけじゃないんだけれども、そこを恐れて、事前に市民の検討対象として出すべきものを出さないとか、そのための努力をしないとかいうことにならないように、ここは重ねて求めておきたいと思います。よろしく頼みます。

◎(山城都市計画・開発事業担当部長) きょう配付させていただいている図面なんですが、この中にも、これはあくまでイメージというようなことで、JR芦屋駅南地区がどうなるのかというような検討を我々がしたいという思いもありまして、こういった計画検討会で出させていただいているというものでございますので、こういった考え方というのはやっぱり重要なことでございますので、こういった表現をしています。
 それから、事業費については、そういったことが可能な限り、できる段階になりましたら、その都度必要に応じて皆さんに公表していくというようなことは今後やってまいります。

◆(平野委員) くどいようですけど、最大限の努力をしていただきたいと思います。
 例えば、私は必ずしもこれがいいなと思っているわけじゃないけれども、3案のうち3つ目のがいいなとか、あるいは、場合によってはJR芦屋駅北側と同じようにしたほうがいいなとおっしゃる方も、中にはおられるかもしれません。私は必ずしもいいなとは思わないんだけれども。
 でも、その場合に、いや、この場合やったら費用はこれの3倍ぐらいかかりますよとか、一番上の案が交通の安全対策も図れて、実は経費的にはずっと低く抑えられる……見た限り、多分そうなるだろうと思うんだけれども、そうやったらいいようだけれども、それだけの資金投入をするのはいかがなものかという、芦屋市の財政力から見て、ここだけにそれほどの資金を投入するのが妥当なのかどうなのかということも、当然ながらここのまちづくりの判断材料なんです。
 行政は、ある意味プロでいらっしゃるので、ある程度芦屋市の行政として委ねられている部分はあるけれども、あくまでも主役は市民ですから、市民がちゃんとそういうことを判断できるようにする必要があるだろうと思うんです。そういうことも含めて、本来は都市計画決定という手続になるべきだろうと思うんですけれども、現状の、法律という範囲に限っていえば、必ずしもそうなっていない面があるんだけれども、ここは時代の趨勢で、事前にできるだけどんどんどんどん情報公開していくということが求められている時代ですから、重ねてお願いしておきたいと思います。
 それから、33番の御意見で、理由の1、2、本計画の実現には住民の犠牲や負担が大きいというようなことも挙げられているわけですけれども、権利者の中でも、特に弱小権利者の方々にとっては、買収されても、その買収されたものによって、そこでまた住居を構えることができないような場合もあり得ると思うんです。これは、JR芦屋駅北側の権利返還をするときも、権利返還されたらとてもじゃないけどそこで住めるような、あるいは、引き続きそこで事業をやっていくだけの場所を確保できないと。保留床部分を買えばいけるかもしれないけど、買う資金もないというような場合、出ていかざるを得ないんです。長いこと住みなれたところを追われるような形になってしまうということがあると思うんです。それをどうやって抑えていくのか、そういう事態にならないようにするのかということについての、市としての考え方というのが余り伝わってこないように思うんですけど、その点はいかがですか。

◎(鹿嶋都市整備課長) 地元の方の御意向なんかをお聞きすると、やはりこの地区に残りたいという御意向を持たれている方は非常に多うございます。御商売されている方も、この地区で御商売を続けたいという御意向を持たれている方も、同じような状況でございます。
 地元の方が本当に残れるような状況になるのか、ならないのかというところですけれども、そういった御意向を市としてきちんと聞いておりますので、今平野委員がおっしゃったようなことにならないように、当然計画を進めていくということで考えてございます。

◆(平野委員) 区画整理とは事業手法が全然違うし、権利者の方の権利返還とか、そういう手法の違いもあったりすると思うんですけれども、阪神・淡路大震災後の区画整理事業って、復興区画整理事業ということで公費の投入をすごくして、そして、権利者といいますか、お住まいになっている方々の負担を抑えるということが特別にされましたよね。
 だから、やろうと思えば……従来の区画整理事業のときもそれがすごく問題になっていたわけです。弱小権利者の方はどうするのかと。それを補う措置として、復興型区画整理と言われたけど、公費をかなり投入したということがありましたよね。この手法の違いはあるんだけれども、再開発事業でも従来から問題になってきたのは、そういう……言い方は悪いけれども、弱小権利者の方々が住みなれたところを追い出されるとか、商売ができなくなっちゃうとかいうようなことが往々にして起こったんです。事業手法は違うけれども、やっぱりそうした思い切った施行者側の対応が必要なんじゃないかなと思うんですけれども、そこはどうですか。何らかの、新たな知恵を働かせるという気はありますか。

◎(鹿嶋都市整備課長) 具体的な再開発ビルの計画というのは今後ということにはなってまいりますけれども、皆さんがお持ちの資産の状況であるとかも、都市計画決定をしっかり行ってから、きちんと調査をして算出をさせていただくということになります。そういったものと、当然この地域に残りたいという御意向とをマッチングさせるという作業は、きちんとやっていくということで考えております。

◆(平野委員) 今の時点では、まだ言える段階じゃないのかなというようには私も思いますけれども、個々に対応していく前に、一般論としてやっぱり市の方針がなかったら、個別にAさんにはやったけど、Bさんにはやらないとかそんなことに……しないと思いますけど、そういう対応の仕方を私は言っているんじゃなくて、全体として、いわゆる弱小権利者の方々に対してどうするのかという基本的な方針をつくっておかないといけないと思うので、それは今の段階から考えていかないといけないでしょう。考えようによっては、もうできていてもいいぐらいなんですよ。聞かせてもらってもいいぐらいなんだけど、ないようだから、きょうは問題提起ということにせざるを得ないんですけど。これは、ぜひ考えておいていただきたいというように思います。要望にとどめておきます。
 以上です。

○(山田委員長) ほかに、ございませんか。

◆(山田委員) 私のほうから少しお尋ねをしたいんですが、まず、資料4ページの全体のところで、通し番号7番、これの意見につきまして市の考え方がいろいろと書いてありますが、この読み替えを私はちょっとしてみたいと思うんですけれども、ここに書いてある市の説明を読み替えてみますと、再開発事業のデメリットを心配されていることに対して、このデメリットはないというふうに言い切ることはできないのか。その責任をもって推進していくというふうに読み替えられると思うんですけれども、そういった直接的な表現の工夫というものが必要ではないのかと。
 今のところ、2つの質問をしているわけですけれども、まず、はっきりとデメリットを解消していく、デメリットをなくすために、責任を持って推進していくんだというような市の姿勢がここに書いてあるというふうに思ってよろしいのでしょうか。

◎(鹿嶋都市整備課長) ここでおっしゃっているデメリットといったものがどういったものかというのは、具体的に書かれておりませんので、少しはかり知れぬところもございますけれども、当然市としては、デメリットがないような形で進めていく、市の事業として行っていくということですので、市の責任においてきちんとしたことを検討してやっていくということで考えてございます。

◆(山田委員) そのように表現がしてあれば、この意見を書かれた方の気持ちとしたら随分違うのではないかというふうな感想を持ちます。
 それから、JR西日本との交渉結果について、資料6ページの18番ですが、JR西日本との交渉結果が何も出ていないと書かれていまして、取り組みを進めてまいりますと書かれています。これは、協議会の中でも何回もこういった質問が出てきて、今協議中です、協議中ですというお話で、内容については具体的にお示しがなくて、今この建設公営企業常任委員会の中で、JR西日本とどんなお話をされているのかということが明らかになりました。傍聴してらっしゃる方も安心されたのではないかなと思いますが、ここに書き込めなかったのでしょうか。

◎(鹿嶋都市整備課長) JR西日本との協議につきましては、市のほうから強く要望を申し入れているというところで、そういったことについて協議を進めているということで報告をさせていただきました。
 今、やはりJR西日本の社内のほうできちんと検討していただいているということですので、まだ結果はお示しができないので、回答としてはどうしてもこういった形になってしまわざるを得ないというところでございます。

◆(山田委員) あと一点だけなんですが、このパブリックコメントというのはこうして公表されていきますけれども、別個に意見をいただいた方に、丁寧な返し方として個別に返すということはなされていないんでしょうか、それとも、なされているんでしょうか。

◎(鹿嶋都市整備課長) 従来、パブリックコメントで御意見をいただいたことに関して、個別での回答というのは行っておりません。当初、パブリックコメントを実施するときにも個別での回答は行いませんということをきちんと明示させていただきながら実施をしておりますので、今個別で市の考えをお返しするという場の設定というのは考えておりません。

◆(山田委員) そのように書かれているのは承知しているんですけれども、それはなぜなのかという理由をちょっと御説明いただけたらうれしいのですが。

◎(山城都市計画・開発事業担当部長) 申しわけございません。このパブリックコメントに係る、いわゆる市民参画、協働という立場でのいろんな考え方の指針があったと思うんです。その中にも書かれているのかなというように思うんですけど、ちょっと明確なお答えができませんので、後ほど御説明させていただいてよろしいでしょうか。

◆(山田委員) 私のほうも勉強不足だったかもしれませんので、後で結構でございます。

◆(岩岡副委員長) では、後ほどいただけるということで。

◎(山城都市計画・開発事業担当部長) 申しわけございません。

○(山田委員長) ほかに、ございませんか。

◆(前田委員外議員) 2点だけお尋ねをします。
 私も、JR芦屋駅南地区の整備事業にかかわってきた一議員として、全体の概観を述べることは差し控えますけれども、平成5年からの取り組みで始まったというふうに思うんです。JR芦屋駅北側の再開発事業というものが成功であったのか、失敗とは言いません、いい結果になっているかどうかということも踏まえて、JR芦屋駅南地区の話があったと思うんです。当時の行政の考え方と、阪神・淡路大震災後とで大きく変わったというふうに思うんですけれども、それについては触れません。
 質問をいたしますけれども、1つは、先ほど平野委員からも質問ありましたけれども、地元負担ということの考え方です。今回の都市計画の素案にかけようとしている案というものが、市施工でやると、用地買収だということで、住民の方に負担がないんだということじゃなくて、先ほど山田委員の質問にちゃんと答えないと思うんですけれども、7番の、この方はデメリットが多いんではないかというふうに言われているわけですね。再開発に伴う共同ビル化した場合の高い管理費というのは問題になって、JR芦屋駅北側の場合でもなっているわけですけれども、そういう問題に対する心配であったりということに応えなければ、ずっとこの間、都市計画審議会でもあるように、2割近い事業そのものの先行きに対する心配、反対ということに対して応えてないんじゃないか。いいものをつくりますというんやなくて、こういうことがあるからいいことになるんだということにならないと、行政は悪いことはしませんというふうに信じたいわけですけれども、その信じたいことの裏づけをちゃんと明示するということがなければ、私は地元権利者の方との話も進まないんじゃないかなというふうに思います。だから、このような回答、都市計画審議会でも出ましたけれども、投げたボールがミットまで届いてないと、ミットに届く前に打ち返しているというふうな指摘をされていたわけですけれども、それはやっぱりちゃんと応えなければだめじゃないかなというふうに思います。
 先にもう質問をしておきます。それがやっぱり丁寧な回答だと思います。都市計画審議会の指摘を受けて変えられたわけですから、もう一度再考して、私の意見だけでは変わらないかもしれませんけれども、議会の中でもうちょっと丁寧に応えよということになるなら、やはり応えるべきだというふうに思います。
 もう一点、JR西日本の話が出ていました。この整備区域が約1万平米になっているんですけれども、ひょっとしたら、JR西日本は最大の地権者じゃないかなというふうに思うんですけれども、JR西日本の敷地、この事業区域の中で、どれだけの割合があるのかというのは、個人の場合はいろいろと差しさわるようなこともあるかもしれませんけれども、JRはもともと国民がつくってきた財産でありますから、民間企業になっているといえども、今どれだけJR西日本--地権者としての面積があるのかということと、JR西日本は内部協議が進んでなくて、地権者であればそこの意向をしっかり捉まえておけば、一生懸命図面を書いたわ、最終的にJR西日本からはしごを外されてしもたということになるならば、この計画決定に入る次の事業計画で、最終の事業の中でJR西日本に協力を願えればいいんですわということでいいのかどうかという不安がありますので、その2つ、JR西日本が地権者としてどれだけの面積を占めているのか、平米数が出るのであれば出してほしいということと、JR西日本のなかなか強固なところですけれども、行政とのかかわりというのは、そういうふうな今の内部協議や検討を待つというのは、どの段階で最終のJR西日本の検討課題がなければならないのか。この年度内に計画をするという中で、JR西日本の一定の考え方というのは明らかにされると。されない場合は次に進めないというぐらいのものなのかどうかということについて聞いておきたいと思います。

◎(鹿嶋都市整備課長) まず、1点目の地元負担ということで、7番の御意見にもありましたように、管理費が高くなるんじゃないかと危惧されている御意見でございます。
 この件につきましては、地元のまちづくり協議会の中でも、やはり同様の御意見というのはいただいております。建物の計画次第で管理費というものは大きく影響を受けてくるというところがございまして、共有部分が非常に多かったりであるとか、空調に非常にお金がかかるような状況になってくると、やっぱり管理費に大きくはね返ってくるというところがございます。
 そういった御意見をいただいておりますので、今後の計画の中で、いかにして管理費を抑えていけるのかというのも大きなテーマとして検討を進めていきたいということで、お話をさせていただいております。
 あと、JR西日本のことですけれども、最大の地権者なのではないのかというお話--割合というお話なんですけれども、JR西日本との協議では、今我々がお示ししている図面のような形で、JR芦屋駅の敷地も含めた中で、この再開発事業、駅前広場の整備を行いたいということで協議を進めさせていただいております。
 まず、そのお話をして、きちんと区域を決めていくというのが一番大事なスタート地点だと考えておりますので、それに向けて今JR西日本と協議を進めさせていただいているというところですので、その面積的な割合、数字というのは、申しわけございませんが、今は持ち合わせていないというふうな状況でございます。

◆(前田委員外議員) 数字を持ち合わせていないということですけど、JR西日本に接近して事業をするわけでしょう。JR西日本の持っている割合は、私は固定資産税の係に行って図面を見ましたよ。相当な面積ですよ。皆さんが知っているかどうか知らんけれども、駅前のバスが通っている道路も、JR西日本の敷地になっているんですよ。どういう経緯で市が道路として占有使用させていただいているのか、協定なのか、覚書なのかわかりませんけれども、そういうところまでJR西日本の敷地になっているでしょう。だから、持ち合わせていませんじゃなくて、1割はありますとか、そういうことははっきりしとかなければ、JR西日本が最終的にその話に乗らなければ、私のところはこれだけの地権者ですよと、駅前は私のところが協力しなければできませんよというふうな話とかね。極端に言ったら、今まで市は道路として土地を貸していたんだけれども、そういうことも踏みにじるんですかというような、JR西日本が強い主張をされないとも限らないので、そこはやっぱり明確にJR西日本はどれだけあるんだということを言ってください。
 地元負担の件ですが、一般的に管理費は高いんですよ。JR芦屋駅北側でもそうなんですから、よその町の話をしてるわけじゃないんで、今言われたようなことがあるんだったら、それはやっぱり計画段階で折り込んで、不安のないようにしますとか書かなければ、心配やと言われているのに何も書いてないでしょう、これでは。いい町をつくりますというのはいかがなものかと、大分きつく言われたでしょう、都市計画審議会で。会長さんも、それはしっかり書いてくださいよと言われているわけですから、やっぱりちゃんともう一度……私の意見だけではどないもなりませんけれども、精査をして、投げられた不安や疑問に対してしっかりと回答するというのがパブリックコメントの趣旨ですから、質問があったから回答したらええということじゃなくて、回答を試されているのが市民参画条例の中身ですから、しっかり考えてください。

◎(山城都市計画・開発事業担当部長) JR西日本が所有されている土地の面積が、我々が思っている事業区域の何パーセントに相当するかというのは、今課長が申し上げたとおり協議をしておりますので、実態的な数値ははじいていないものの、JR芦屋駅南地区の東西道路、ちょうど真ん中辺に横断歩道がございますが、その横断歩道から西側、ちょうど次の角のT字路の交差点までの道路部分、これは全てJR西日本の所有地でございます。その上については、市道認定がされているという状況ですが、あくまでも地権者はJR西日本ということでございますので、前田委員外議員が御指摘のとおり、相当な敷地部分をJR西日本は所有しているというのは認識もしておりますので、我々は今、JR西日本の所有地を市の区域に入れようとしておりますので、それは相当なJR西日本としての御判断とか、検討が要ると思っていますので、今なお協議をしておるわけでございまして、今後、明らかになってくるかと思います。
 そういった中で、我々が思っている都市計画区域のラインを同時に決めるというようなスケジュール感も持ち合わせておりますので、そういったことは既にJR西日本には伝えており、今協議を継続しているということでございます。
 それからもう一つ、地権者に係るデメリットの部分でございますが、これはちょっとパブリックコメントからは外れるんですが、例えば今週の土曜日、地権者部会というものを開催する予定でございます。部会を設けて、住居の方、商業の方、皆さんに今後こういったことがでてきますということを丁寧に説明する場を考えておりますので、その場で十分な説明、それから、理解を得ていきたいと思います。
 パブリックコメントのこの表現でございますが、7、8行目にあるんですが、「また、地区内権利者の方々の生活再建を可能にするため」と書いてありますので、そういったデメリットがないように工夫をして事業をやっていきたいということを含めて、この市の考え方に書いたということで御理解を願いたいと思います。

◎(稗田企画部長) 先ほど山田委員のほうから御質問のありました、パブリックコメントに関する基本的な考え方について、私のほうから御答弁させていただきたいと思います。
 パブリックコメントといいますのは、御承知のとおり、市民参画の手続の中の1つということでございまして、あくまで一時的に、多く、広くの方から御意見をいただくということを目的にしているものでございまして、パブリックコメントにつきましては、そういう意味で個別の回答についてはしないということを前提にさせていただいているものでございます。
 以上でございます。

◆(山田委員) パブリックコメントで個別の回答はしないということは、明確に文書になっているんでしょうか。

◎(稗田企画部長) 特に文書に定めているという形ではございませんが、本市のみならず、一般的にパブリックコメントという形で実施されているものについては、そういう取り扱いでされているということでございます。

◆(山田委員) そうしましたら、個別にパブリックコメントを出された方から、新たに別の形で質問が出された場合には、それに対してお答えをするということは可能でしょうか。

◎(稗田企画部長) そこは、もう事業の進捗の中で個別の判断ということになってまいると思います。

◆(山田委員) 了解しました。ありがとうございます。

○(山田委員長) それでは、ほかに質疑はございませんか。
     〔「なし」の声おこる〕

○(山田委員長) それでは、本日の調査はこの程度にとどめます。
 本日はこれをもちまして閉会いたします。
 お疲れさまでした。
     〔午前11時16分 閉会〕